Hitachi Command Suite システム構成ガイド
Storage Navigator Modular 2利用時の前提条件を次に示します。
- Storage Navigator Modular 2をインストールする前に,ソフトウェア添付資料のHitachi Command Suiteのインストール後にHitachi File Services ManagerやStorage Navigator Modular 2をインストールして連携する場合の注意事項を確認してください。
- HUS100,Hitachi AMS2000またはHitachi SMSをDevice ManagerのGUIから管理する場合,Device ManagerサーバとStorage Navigator Modular 2を同じサーバにインストールしてください。
- Storage Navigator Modular 2のWebサーバは,マシンに複数のNICが搭載されていても,1つのNICを通してしかアクセスできません。複数のNICを搭載したマシン環境でStorage Navigator Modular 2と連携する場合,Storage Navigator Modular 2のWebサーバへのアクセスに使用するNICを設定する必要があります。この設定で指定するIPアドレスは,Device Managerサーバのインストール時に指定したものと同じにしてください。設定方法については,Storage Navigator Modular 2のマニュアルを参照してください。
- Storage Navigator Modular 2が単体で正常に動作することを確認してください。Storage Navigator Modular 2でJava Plug-inの設定が必要です。環境設定および起動方法については,Storage Navigator Modular 2のマニュアルを参照してください。
- Storage Navigator Modular 2には,Device Managerがサポートしているストレージシステムだけを登録してください。
- HUS100,Hitachi AMS2000およびHitachi SMSを管理する場合は,次の条件を満たすようにユーザーを設定してください。
リソースグループを割り当てる方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite ユーザーズガイド」を参照してください。
- Storage Navigator Modular 2のModify権限が設定されている
- 対象のストレージシステムに対応するリソースグループが割り当てられている
- 割り当てたリソースグループに対するDevice ManagerのロールとしてModifyが設定されている
- 操作対象のストレージシステムでPassword ProtectionまたはAccount Authenticationが有効なときは,「HDvM」から始まるユーザーIDを使用しないでください。
ストレージシステムで,Password ProtectionまたはAccount Authenticationが有効なとき,Storage Navigator Modular 2をラウンチすると,Storage Navigator Modular 2がストレージシステムにアクセスするための一時的なユーザーアカウントが作成されます。このユーザーアカウントは,「HDvM」から始まるユーザーIDでストレージシステムに自動的に登録され,Storage Navigator Modular 2を終了すると自動的に削除されます。このため,ユーザーIDが「HDvM」から始まるユーザーアカウントを手動で登録したり,登録内容を変更したりすると,ラウンチが失敗するおそれがあります。- HUS100,Hitachi AMS2000またはHitachi SMSでアドバンスドセキュリティモードを有効または無効に切り替えると,ストレージシステムに登録されたユーザーアカウントは削除されます。Storage Navigator Modular 2を使用して,ユーザーアカウントを登録し直してください。
- HUS100,Hitachi AMS2000およびHitachi SMSを管理する場合,Storage Navigator Modular 2での通信プロトコルの設定を,Device ManagerのGUIまたはCLIでの設定と一致させてください。
Device Managerサーバに登録済みのストレージシステムの通信プロトコルを変更する場合には,必ずDevice Managerから実施してください。Storage Navigator Modular 2から変更すると,Device Managerサーバとストレージシステム間で通信できなくなるおそれがあります。
注意
- Element Managerを使用してファームウェアの更新またはマイクロプログラムの交換をしないでください。また,ファームウェアの更新中またはマイクロプログラムの交換中はElement Managerを使用できません(DMES059510エラーになります)。
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