Hitachi Command Suite システム構成ガイド
外部認証サーバと連携するための設定で実行するコマンドの引数に,コマンドラインの制御文字が含まれる場合には,コマンドラインの仕様に従い正しくエスケープしてください。
また,円記号(\)はコマンドラインでは特殊な扱いとなるため,引数に円記号(\)が含まれる場合には注意が必要です。
hcmds64ldapuserコマンド,hcmds64radiussecretコマンド,およびhcmds64checkauthコマンドを実行する際のエスケープ方法は次のとおりです。
- Windowsの場合:
- 次の文字が含まれる場合は,引数を引用符(")で囲むか,1文字ごとにアクサンシルコンフレックス(^)でエスケープしてください。
- 空白文字 & | ^ < > ( )
- 円記号(\)は,次に続く文字によってはエスケープ文字として扱われることがあります。このため,引数に円記号(\)と上記の文字が含まれる場合には,引用符(")で囲まないで,上記文字を1文字ごとにアクサンシルコンフレックス(^)でエスケープしてください。
- また,引数の末尾に円記号(\)がある場合は,円記号(\)でエスケープしてください。
- Linuxの場合:
- 次の文字が含まれる場合は,引数を引用符(")で囲むか,1文字ごとに円記号(\)でエスケープしてください。
- 空白文字 # & ' ( ) ~ \ ` < > ; |
- ただし,円記号(\)は,引用符(")で囲われていてもエスケープ文字として扱われます。引数に円記号(\)が含まれる場合には,必ず円記号(\)でエスケープしてください。
例えば,hcmds64radiussecretコマンドで登録する共有秘密鍵が「secret01\」の場合は,次のとおりエスケープしてください。
- Windowsの場合:
- hcmds64radiussecret /set secret01\\ /name ServerName
- Linuxの場合:
- 次のどちらかの形式で指定してください。
- hcmds64radiussecret -set secret01\\ -name ServerName
- hcmds64radiussecret -set "secret01\\" -name ServerName
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