Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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2.6.1 Device ManagerをIPv6環境に移行するときの設定

IPv4環境で運用していたDevice ManagerをIPv6環境で運用する場合は,user_httpsd.confファイルを編集します。

重要
IPv6環境にDevice Managerを新規インストールした場合,インストーラーが自動的に設定を変更するため,この作業は不要です。
ただし,インストール後にHitachi File Services Managerや32bit版Storage Navigator Modular 2と連携する場合は,次のファイルの設定で,IPv6での通信が有効になっていることを確認してください。
  • Windowsの場合:
    Hitachi File Services Managerまたは32bit版Storage Navigator Modular 2のインストールフォルダ>\Base\httpsd\conf\httpsd.conf
  • Linuxの場合:
    Hitachi File Services Managerまたは32bit版Storage Navigator Modular 2のインストールディレクトリ>/Base/httpsd/conf/httpsd.conf

操作手順

  1. Hitachi Command Suite製品のサービスを停止します。
  2. user_httpsd.confファイルを開きます。
    user_httpsd.confファイルの格納先を次に示します。
    • Windowsの場合:
      Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ>\Base64\uCPSB\httpsd\conf\user_httpsd.conf
    • Linuxの場合:
      Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ>/Base64/uCPSB/httpsd/conf/user_httpsd.conf
    重要
    user_httpsd.confファイルと同じ場所に格納されているhttpsd.confファイルは編集しないでください。
    ただし,Hitachi File Services Managerや32bit版Storage Navigator Modular 2と連携している場合は,次の場所に格納されているhttpsd.confファイルも編集してください。
    Windowsの場合:
    Hitachi File Services Managerまたは32bit版Storage Navigator Modular 2のインストールフォルダ>\Base\httpsd\conf\httpsd.conf
    Linuxの場合:
    Hitachi File Services Managerまたは32bit版Storage Navigator Modular 2のインストールディレクトリ>/Base/httpsd/conf/httpsd.conf
    user_httpsd.confファイルの編集と同じ手順で編集してください。ただし,ポート番号はHBase Storage Mgmt Web Serviceのポート番号(非SSL通信の場合は23015(デフォルト),SSL通信の場合は23016(デフォルト))を指定してください。
  3. #Listen [::]:ポート番号>」の先頭にある番号記号(#)を削除して,IPv6での通信を有効にします。
    注意
    • 非SSL通信の場合,SSLDisableの下にあるListen行の番号記号(#)を削除する必要はありません。
    • デフォルトでは,すべてのIPv6アドレスと通信できるように設定されています。
    • ポート番号はIPv4のListen行と同じ番号を指定してください。
    • IPv4のListen行を削除したり編集したりしないでください。誤って削除,編集した場合,IPv4での通信ができなくなります。
  4. Hitachi Command Suite製品のサービスを起動します。

関連タスク

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