Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドは,ストレージシステムの論理ユニット(LU)に関する情報を取得します。
表4-57 GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドのパラメーター
パラメーター名 指定のレベル 説明 subtarget 必須 LogicalUnitを指定します。 serialnum 任意 ストレージシステムのシリアル番号
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。model 任意 ストレージシステムのモデル
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。lufilter 任意 論理ユニットを選択するためのフィルター
指定できる値は,ALL,ASSIGNED,FREE,UNASSIGNED,およびRESERVEDです。
このパラメーターを省略した場合,またはALLを指定した場合,すべての論理ユニットに関する情報が表示されます。ASSIGNEDを指定した場合,LUNが割り当てられている論理ユニットに関する情報が表示されます。
FREEを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットに関する情報が表示されます。
UNASSIGNEDを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットのうち,Device ManagerでLUNを割り当てできる論理ユニットに関する情報が表示されます。
RESERVEDを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットのうち,Device ManagerでLUNを割り当てできない論理ユニットに関する情報が表示されます。lufilterchildid 任意 論理ユニットを選択するためのフィルター
LDEVのオブジェクトIDを指定します。
指定したオブジェクトIDのLDEVに対応した論理ユニットの情報が表示されます。lusubinfo 任意 論理ユニットに関する情報
指定できる値はPath,LDEV,SnapshotSummary,およびVolumeConnectionです。複数の値を指定する場合はコンマで区切ります。
SnapshotSummaryは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,またはHUS100の場合だけ指定できます。objectid 任意 論理ユニットのオブジェクトID
特定の論理ユニットの情報を取得する場合に指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelおよびserialnumも必ず指定します。modelおよびserialnumを指定し,objectidを指定しない場合,指定されたストレージシステムの論理ユニットに関する情報を取得します。pathsubinfo 任意 論理ユニットパスに関する特定情報
指定できる値は,HostInfo,ISCSIName,またはWWNです。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=Path」を一緒に指定する必要があります。ldevsubinfo 任意 LDEVに関する情報
指定できる値はVolumeConnectionおよびVLDEVです。複数の値を指定する場合はコンマで区切ります。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=LDEV」を一緒に指定する必要があります。dpvolfilter 任意 DPボリュームを選択するためのフィルター
DPプールのプールIDまたはUnassignedを指定します。
DPプールのプールIDを指定した場合は,DPプールに関連づけられたDPボリュームの情報を取得します。
Unassignedを指定した場合は,DPプールに関連づけられていないDPボリュームの情報を取得します。
分割ストレージ管理者の場合は,情報を取得できません。
パラメーターmodelおよびserialnumと同時に指定した場合は,このパラメーターへの指定は無効です。startElementNumFilter 任意 情報を取得する論理ユニットの最初の並び番号
特定のストレージシステムでの一部の論理ユニットに関する情報を取得する場合に指定します。
論理ユニットの情報をデバイス番号の昇順で並べ,0から始まる並び番号を付けたとき,取得する論理ユニットの並びの中で最初の番号を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターnumOfElementsFilter,model,およびserialnumも必ず指定します。numOfElementsFilter 任意 情報を取得する論理ユニットの個数
特定のストレージシステムでの一部の論理ユニットに関する情報を取得する場合に指定します。情報を取得する論理ユニットの個数を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターstartElementNumFilter,model,およびserialnumも必ず指定します。
指定値の推奨の最大値は16384です。displayname 任意 論理ユニットのデバイス番号
特定の論理ユニットの情報を取得する場合に指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelおよびserialnumも必ず指定します。
- VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。
- Hitachi USPの場合:
- 10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。
- そのほかのストレージシステムの場合:
- 10進数で指定します。
実行結果は10進数で出力されます。label 任意 情報を取得する論理ユニットのラベル名
特定のラベルが設定されている論理ユニットに関する情報だけを取得する場合に指定します。指定できるラベルは1つです。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=LDEV」を一緒に指定する必要があります。
- serialnumおよびmodel
- GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。
- objectid
- GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはLogicalUnitを指定してください。実行結果では,An instance of LogicalUnitの下に必要なobjectID値が表示されます。このobjectID値をパラメーターobjectidの値として指定してください。
この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10182,モデル:VSP G1000)の論理ユニットに関する情報を,GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドで取得します。この情報には,論理ユニットへのパス,論理ユニットで使用されるLDEV,およびパスのWWNに関する情報が含まれます。
HiCommandCLI GetStorageArray -o "D:\logs\GetStorageArray_LogicalUnit.log" "subtarget=LogicalUnit" "model=VSP G1000" "serialnum=10182" "lusubinfo=Path,LDEV" "pathsubinfo=WWN"RESPONSE: An instance of StorageArray . . (Attributes of StorageArray are omitted here) . List of 6827 Lu elements: An instance of LogicalUnit objectID=LU.R800.10182.0 devNum=0 displayName=00:00:00 emulation=OPEN-V devCount=1 devType= capacityInKB=1,049,280 numberOfLBAs=2,098,560 path=true commandDevice=false commandDeviceEx=0 commandDeviceSecurity=false commandDeviceAuth=false deviceGroupDefinition=false chassis=1 arrayGroup=0 arrayGroupName=1-1 raidType=RAID5(3D+1P) currentPortController=-1 defaultPortController=-1 isComposite=0 trueCopyVolumeType=Simplex shadowImageVolumeType=Simplex quickShadowVolumeType=Simplex universalReplicatorVolumeType=Simplex globalActiveDeviceVolumeType=Simplex sysVolFlag=0 externalVolume=0 differentialManagement=false quickShadowPoolID=-1 universalReplicatorPoolID=-1 dpType=-1 consumedCapacityInKB=1,049,280 dpPoolID==-1 threshold=-1 tcaPoolID=-1 dpPoolVolControlFlag=-1 managementAreaPoolID=-1 List of 1 Path elements: An instance of Path objectID=PATH.R800.10182.138.3.0 devNum=0 displayDevNum=00:00:00 portID=138 portName=CL6-E domainID=3 scsiID=15 LUN=0 wwnSecurityValidity=true List of 1 WWN elements: An instance of WWN WWN=10.10.00.00.00.00.07.00 nickname= List of 1 Ldev elements: An instance of LDEV objectID=LDEV.R800.10182.0 devNum=0 displayName=00:00:00 emulation=OPEN-V cylinders=0 isComposite=0 sizeInKB=1,049,280 lba=2,098,560 raidType=RAID5(3D+1P) substance=0 volumeType=-1 slotSizeInKB=256 chassis=1 arrayGroup=0 arrayGroupName=1-1 path=true onDemandDevice=false devType= isStandardLDEV=false guardMode= diskType=4 slprNumber=-1 clprNumber=0 cacheResidencyMode=0 stripeSizeInKB=-1 volumeKind=3 status=Normal dpType=-1 consumedSizeInKB=1,049,280 mfTrueCopyVolumeType=Unknown mfShadowImageVolumeType=Unknown mfUniversalReplicatorVolumeType=Unknown mfUniversalReplicatorPoolID=-1 dpPoolID=-1 threshold=-1 systemDisk=0 encrypted=0 dpTier0ConsumedCapacityInKB=-1 dpTier1ConsumedCapacityInKB=-1 dpTier2ConsumedCapacityInKB=-1 tieringPolicy=-1 resourcePartitionUnitID=0 reservedCapacityInKB=-1 conglomerateLUNDevice=-1 aluaEnabled=false t10pi=disable dkcCompression=disable deduplication=disable dsdVol=0 . . (repeated for other LogicalUnit instances) .
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