Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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4.1.54 GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)

GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドは,ストレージシステムの論理ユニット(LU)に関する情報を取得します。

パラメーター

表4-57 GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
subtarget 必須 LogicalUnitを指定します。
serialnum 任意 ストレージシステムのシリアル番号
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。
model 任意 ストレージシステムのモデル
省略した場合,すべてのストレージシステムが対象となります。
lufilter 任意 論理ユニットを選択するためのフィルター
指定できる値は,ALLASSIGNEDFREEUNASSIGNED,およびRESERVEDです。
このパラメーターを省略した場合,またはALLを指定した場合,すべての論理ユニットに関する情報が表示されます。ASSIGNEDを指定した場合,LUNが割り当てられている論理ユニットに関する情報が表示されます。
FREEを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットに関する情報が表示されます。
UNASSIGNEDを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットのうち,Device ManagerでLUNを割り当てできる論理ユニットに関する情報が表示されます。
RESERVEDを指定した場合,LUNが割り当てられていない論理ユニットのうち,Device ManagerでLUNを割り当てできない論理ユニットに関する情報が表示されます。
lufilterchildid 任意 論理ユニットを選択するためのフィルター
LDEVのオブジェクトIDを指定します。
指定したオブジェクトIDのLDEVに対応した論理ユニットの情報が表示されます。
lusubinfo 任意 論理ユニットに関する情報
指定できる値はPathLDEVSnapshotSummary,およびVolumeConnectionです。複数の値を指定する場合はコンマで区切ります。
SnapshotSummaryは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,またはHUS100の場合だけ指定できます。
objectid 任意 論理ユニットのオブジェクトID
特定の論理ユニットの情報を取得する場合に指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelおよびserialnumも必ず指定します。modelおよびserialnumを指定し,objectidを指定しない場合,指定されたストレージシステムの論理ユニットに関する情報を取得します。
pathsubinfo 任意 論理ユニットパスに関する特定情報
指定できる値は,HostInfoISCSIName,またはWWNです。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=Path」を一緒に指定する必要があります。
ldevsubinfo 任意 LDEVに関する情報
指定できる値はVolumeConnectionおよびVLDEVです。複数の値を指定する場合はコンマで区切ります。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=LDEV」を一緒に指定する必要があります。
dpvolfilter 任意 DPボリュームを選択するためのフィルター
DPプールのプールIDまたはUnassignedを指定します。
DPプールのプールIDを指定した場合は,DPプールに関連づけられたDPボリュームの情報を取得します。
Unassignedを指定した場合は,DPプールに関連づけられていないDPボリュームの情報を取得します。
分割ストレージ管理者の場合は,情報を取得できません。
パラメーターmodelおよびserialnumと同時に指定した場合は,このパラメーターへの指定は無効です。
startElementNumFilter 任意 情報を取得する論理ユニットの最初の並び番号
特定のストレージシステムでの一部の論理ユニットに関する情報を取得する場合に指定します。
論理ユニットの情報をデバイス番号の昇順で並べ,0から始まる並び番号を付けたとき,取得する論理ユニットの並びの中で最初の番号を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターnumOfElementsFiltermodel,およびserialnumも必ず指定します。
numOfElementsFilter 任意 情報を取得する論理ユニットの個数
特定のストレージシステムでの一部の論理ユニットに関する情報を取得する場合に指定します。情報を取得する論理ユニットの個数を指定します。このパラメーターを指定する場合,パラメーターstartElementNumFiltermodel,およびserialnumも必ず指定します。
指定値の推奨の最大値は16384です。
displayname 任意 論理ユニットのデバイス番号
特定の論理ユニットの情報を取得する場合に指定します。

VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage Platform,Universal Storage Platform V/VM,およびHUS VMの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「ww:xx:yy」で指定します。wwはLDKC番号,xxはCU番号,yyはLDEV番号です。ここで,wwは省略できます。wwを省略した場合,LDKC番号は0と見なされます。

Hitachi USPの場合:
10進数,またはコロンで区切った16進数「xx:yy」で指定します。xxはCU番号,yyはLDEV番号です。

そのほかのストレージシステムの場合:
10進数で指定します。
このパラメーターを指定する場合,パラメーターmodelおよびserialnumも必ず指定します。
実行結果は10進数で出力されます。
label 任意 情報を取得する論理ユニットのラベル名
特定のラベルが設定されている論理ユニットに関する情報だけを取得する場合に指定します。指定できるラベルは1つです。
このパラメーターを指定する場合は,「lusubinfo=LDEV」を一緒に指定する必要があります。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

objectid
GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはLogicalUnitを指定してください。実行結果では,An instance of LogicalUnitの下に必要なobjectID値が表示されます。このobjectID値をパラメーターobjectidの値として指定してください。

コマンド実行例

この例では,ストレージシステム(シリアル番号:10182,モデル:VSP G1000)の論理ユニットに関する情報を,GetStorageArray (subtarget=LogicalUnit)コマンドで取得します。この情報には,論理ユニットへのパス,論理ユニットで使用されるLDEV,およびパスのWWNに関する情報が含まれます。

HiCommandCLI GetStorageArray -o "D:\logs\GetStorageArray_LogicalUnit.log" 
"subtarget=LogicalUnit" "model=VSP G1000" "serialnum=10182" 
"lusubinfo=Path,LDEV" "pathsubinfo=WWN"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 6827 Lu elements:
    An instance of LogicalUnit
      objectID=LU.R800.10182.0
      devNum=0
      displayName=00:00:00
      emulation=OPEN-V
      devCount=1
      devType=
      capacityInKB=1,049,280
      numberOfLBAs=2,098,560
      path=true
      commandDevice=false
      commandDeviceEx=0
      commandDeviceSecurity=false
      commandDeviceAuth=false
      deviceGroupDefinition=false
      chassis=1
      arrayGroup=0
      arrayGroupName=1-1
      raidType=RAID5(3D+1P)
      currentPortController=-1
      defaultPortController=-1
      isComposite=0
      trueCopyVolumeType=Simplex
      shadowImageVolumeType=Simplex
      quickShadowVolumeType=Simplex
      universalReplicatorVolumeType=Simplex
      globalActiveDeviceVolumeType=Simplex
      sysVolFlag=0
      externalVolume=0
      differentialManagement=false
      quickShadowPoolID=-1
      universalReplicatorPoolID=-1
      dpType=-1
      consumedCapacityInKB=1,049,280
      dpPoolID==-1
      threshold=-1
      tcaPoolID=-1
      dpPoolVolControlFlag=-1
      managementAreaPoolID=-1
      List of 1 Path elements:
        An instance of Path
          objectID=PATH.R800.10182.138.3.0
          devNum=0
          displayDevNum=00:00:00
          portID=138
          portName=CL6-E
          domainID=3
          scsiID=15
          LUN=0
          wwnSecurityValidity=true
          List of 1 WWN elements:
            An instance of WWN
              WWN=10.10.00.00.00.00.07.00
              nickname=
      List of 1 Ldev elements:
        An instance of LDEV
          objectID=LDEV.R800.10182.0
          devNum=0
          displayName=00:00:00
          emulation=OPEN-V
          cylinders=0
          isComposite=0
          sizeInKB=1,049,280
          lba=2,098,560
          raidType=RAID5(3D+1P)
          substance=0
          volumeType=-1
          slotSizeInKB=256
          chassis=1
          arrayGroup=0
          arrayGroupName=1-1
          path=true
          onDemandDevice=false
          devType=
          isStandardLDEV=false
          guardMode=
          diskType=4
          slprNumber=-1
          clprNumber=0
          cacheResidencyMode=0
          stripeSizeInKB=-1
          volumeKind=3
          status=Normal
          dpType=-1
          consumedSizeInKB=1,049,280
          mfTrueCopyVolumeType=Unknown
          mfShadowImageVolumeType=Unknown
          mfUniversalReplicatorVolumeType=Unknown
          mfUniversalReplicatorPoolID=-1
          dpPoolID=-1
          threshold=-1
          systemDisk=0
          encrypted=0
          dpTier0ConsumedCapacityInKB=-1
          dpTier1ConsumedCapacityInKB=-1
          dpTier2ConsumedCapacityInKB=-1
          tieringPolicy=-1
          resourcePartitionUnitID=0
          reservedCapacityInKB=-1
          conglomerateLUNDevice=-1
          aluaEnabled=false
          t10pi=disable
          dkcCompression=disable
          deduplication=disable
          dsdVol=0
    .
    . (repeated for other LogicalUnit instances)
    .

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