Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


4.1.8 AddPArrayGroupToPRPU

AddPArrayGroupToPRPUコマンドは,物理リソースグループに属するパリティグループを,リソースグループのIDが0の物理リソースグループ(meta_resource)から,特定の物理リソースグループに登録します。

重要
  • このコマンドはVSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルでだけ使用できます。
  • 物理リソースグループに登録できるパリティグループは,内部ボリュームおよび外部ボリュームのパリティグループです。
  • 連結パリティグループのパリティグループは,すべて同じ物理リソースグループに属している必要があります。連結されているすべてのパリティグループを指定してください。
  • 複数のパリティグループの所属先を登録する場合は,バッチ機能を使用してください。バッチ機能については「6. バッチ機能」を参照してください。

書式

HiCommandCLI [URL] AddPArrayGroupToPRPU [オプション] model=モデル 
serialnum=シリアル番号 rpuid=物理リソースグループのリソースグループID 
{chassis=シャーシ番号 groupnum=パリティグループ番号|arraygroupname=パリティグループ名}

パラメーター

表4-11 AddPArrayGroupToPRPUコマンドのパラメーター

パラメーター名 指定のレベル 説明
serialnum 必須 ストレージシステムのシリアル番号
model 必須 ストレージシステムのモデル
rpuid 必須 登録先の物理リソースグループのリソースグループIDを指定します。
chassis 任意 物理リソースグループに属するパリティグループが位置するシャーシ番号
このパラメーターを指定する場合,groupnumも必ず指定します。
chassisgroupnumを同時に指定するか,arraygroupnameを指定するかのどちらか一方を必ず行ってください。また,chassisgroupnumの組み合わせとarraygroupnameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
groupnum 任意 物理リソースグループに属するパリティグループの番号
このパラメーターを指定する場合,chassisも必ず指定します。
chassisgroupnumを同時に指定するか,arraygroupnameを指定するかのどちらか一方を必ず行ってください。また,chassisgroupnumの組み合わせとarraygroupnameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。
arraygroupname 任意 物理リソースグループに属するパリティグループの表示名
このパラメーターを指定する場合,chassisgroupnumは指定しません。
chassisgroupnumを同時に指定するか,arraygroupnameを指定するかのどちらか一方を必ず行ってください。また,chassisgroupnumの組み合わせとarraygroupnameを同時に指定しないでください。同時に指定するとエラーとなります。

事前に取得するパラメーター値

serialnumおよびmodel
GetStorageArrayコマンドの実行結果から取得してください。実行結果のarrayType値またはdisplayArrayType値をパラメーターmodelに指定してください。serialNumber値をパラメーターserialnumに指定してください。

rpuid
GetStorageArray (subtarget=PResourcePartitionUnit)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときには,パラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはPResourcePartitionUnitを指定してください。実行結果では,An instance of PResourcePartitionUnitの下に必要なresourcePartitionUnitID値が表示されます。このresourcePartitionUnitID値をパラメーターrpuidの値として指定してください。

chassisおよびgroupnum
GetStorageArray (subtarget=ArrayGroup)コマンドの実行結果から取得してください。このコマンドを実行するときにはパラメーターmodelとパラメーターserialnumだけを指定し,パラメーターsubtargetにはArrayGroupを指定してください。実行結果では,chassis値とnumber値がArrayGroupに表示されます。これらのchassis値とnumber値をそれぞれパラメーターchassisとパラメーターgroupnumとして指定してください。

arraygroupname
GetStorageArray (subtarget=ArrayGroup)コマンドの実行結果から取得してください。実行結果では,displayNameAn instance of ArrayGroupの下に表示されます。この値をarraygroupnameとして指定してください。

コマンド実行例

この例では,ストレージシステム(モデル:VSP G1000,シリアル番号:10139)の物理リソースグループに属するパリティグループ(シャーシ番号:1,パリティグループ番号:96)を,指定した物理リソースグループ(リソースグループID:43)に登録します。

HiCommandCLI AddPArrayGroupToPRPU -o "D:\logs\AddPArrayGroupToPRPU.log" "model=VSP G1000" "serialnum=10139" "chassis=1" "groupnum=96" "rpuid=43"

コマンド実行結果

RESPONSE:
An instance of StorageArray
  .
  . (Attributes of StorageArray are omitted here)
  .
  List of 1 PResourcePartitionUnit elements:
    An instance of PResourcePartitionUnit
      objectID=PRPU.R800.10139.43
      name=RG43
      resourcePartitionUnitID=43
      numberOfPArrayGroups=1
      numberOfPHostStorageDomains=0
      numberOfPLDEVs=0
      numberOfPPorts=0
      List of 1 PArrayGroup elements:
        An instance of PArrayGroup
          objectID=PARRAYGROUP.R800.10139.43.1.96
          chassis=1
          number=96

[目次] [前へ] [次へ]


[マニュアル発行元]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.