Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド
Device Manager CLIコマンドを実行する場合,LUNまたはホストストレージドメインを追加するときの注意事項や,ホスト名およびストレージシステム名で使用できる文字などの注意事項があります。
また,特定のストレージシステムを使用している場合は,パラメーターの指定や実行結果の表示がストレージシステム名と異なるため注意が必要です。
項目 説明 LUNまたはホストストレージドメインの追加について LUNまたはホストストレージドメインを追加する場合,ホストからその対象のポートへのI/Oが停止していることを確認してください。
LUNまたはホストストレージドメインを追加すると,その対象のポートのLUNセキュリティが自動的に有効になります。そのため,コマンドを実行したときに,ホストから追加対象のポートへI/O中の場合,I/Oが異常終了することがあります。
- 関連コマンド
- AddLun
- AddHostStorageDomain
- AddWWNForHostStorageDomain
- AddISCSINameForHostStorageDomain
LUNまたはホストストレージドメインに対するセキュリティの設定について LUNまたはホストストレージドメインに対してセキュリティを設定する場合,ホストからその対象ポート上のLUへのI/Oが停止していることを確認してください。
LUNまたはホストストレージドメインに対してセキュリティを設定すると,その対象ポートのLUNセキュリティが自動的に有効になります。そのため,コマンドを実行したときに,ホストからその対象ポート上のLUへI/O中の場合,I/Oが異常終了することがあります。
- 関連コマンド
- AddWWNForHostStorageDomain
ホスト名で使用できる文字について GUIと併用する場合,ホスト名に使用できる文字は次のとおりです。
A~Z a~z 0~9 - _ . @
スペースも使用できますが,スペースだけの使用はできません。
このほかの文字を使用すると,GUIから操作ができなくなることがあります。
- 関連コマンド
- AddHost
- ImportHosts
- ModifyHost
ストレージ分割管理機能の使用について(Hitachi USPの場合) ストレージ分割機能を使用している場合,LUSEボリューム,パス,コピーぺア(ShadowImage)を作成するときは,同じSLPRを指定してください。異なるSLPRを指定した場合,分割ストレージ管理者が作成したリソースを管理できなくなります。
- 関連コマンド
- AddLUSE
- AddLun
- AddReplication
コピーペアの操作について Device ManagerエージェントのHiScanコマンドを実行中の場合,コピーペアの操作に失敗することがあります。この場合,ストレージシステムを更新(リフレッシュ)して,最新のペア状態を確認したあと再度コピーペアの操作をしてください。
- 関連コマンド
- AddConfigFileForReplication
- AddReplication
- DeleteReplication
アカウントロックについて Hitachi Command Suite共通コンポーネントで,ユーザーアカウントのロック機能が設定されている場合,ログインを特定の回数失敗すると,ユーザーアカウントがロックされます。そのため,複数のCLIコマンドを一括実行するように,コマンドを連続して実行する場合は,オプションやプロパティに正しいパスワードが設定されていることを事前に確認してください。
- 関連コマンド
- すべてのコマンド
出力項目の属性値(-1)について 属性値に-1が出力された場合,次の要因が考えられます。
- 属性が無効
- 値が取得できない
- 値が設定されていない
- 関連コマンド
- すべてのコマンド
ストレージシステムに,BR1650 シリーズ,BR1600 シリーズ,BR150,BR50,およびHitachi TMS を使用している場合,ストレージシステムをパラメーター値として指定するときの指定値や実行結果の表示名が異なります。
パラメーターの指定および実行結果の表示が異なるストレージシステムの一覧を次の表に示します。
ストレージシステム 説明 BR1650シリーズ 次に示すストレージシステムとしてパラメーターを指定します。また,コマンドの実行結果は次に示すストレージシステムとして表示されます。
- BR1650Eの場合
HUS130- BR1650S場合
HUS110
- 関連コマンド
- すべてのコマンド
BR1600シリーズ 次に示すストレージシステムとしてパラメーターを指定します。また,コマンドの実行結果は次に示すストレージシステムとして表示されます。
- BR1600の場合
Hitachi AMS2100- BR1600Eの場合
ハードウェアレビジョンが0200のHitachi AMS2100- BR1600S場合
Hitachi AMS2010
- 関連コマンド
- すべてのコマンド
BR150 ストレージシステムのパラメーターはHitachi AMS 200として指定します。また,コマンドの実行結果はHitachi AMS 200として表示されます。
- 関連コマンド
- すべてのコマンド
BR50 ストレージシステムのパラメーターはHitachi WMS 100として指定します。また,コマンドの実行結果はHitachi WMS 100として表示されます。
- 関連コマンド
- すべてのコマンド
Hitachi TMS ストレージシステムのパラメーターはHitachi AMS 1000として指定します。また,コマンドの実行結果はHitachi AMS 1000として表示されます。
- 関連コマンド
- すべてのコマンド
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