Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

[目次][索引][前へ][次へ]


3.8 コマンドとロールの対応について

Device Managerのコマンドを実行するには,コマンド実行ユーザーが属するユーザーグループに対して,リソースグループとロールが割り当てられている必要があります。ユーザーは,割り当てられたリソースに対して,割り当てられたロールの範囲で操作を実行できます。コマンドを実行する前に,ユーザーの要件(ユーザー自身がアクセスできるリソースと割り当てられたロール)を,アクセスコントロールを担当する管理者に確認してください。

Device Managerでは,ユーザーはユーザーグループに,リソースはリソースグループに登録されます。ユーザーグループに対して,操作可能なリソースグループとロールを設定することで,個々のユーザーに対するリソースへのアクセスがコントロールされます。ユーザーやユーザーグループの登録,リソースグループとロールの割り当ては,GUIから実施します。

ロールにはAdmin,Modify,View,およびカスタムロールがあります。カスタムロールは,VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,およびVSP Fx00モデルで設定できるロールで,ユーザーの操作範囲を細かく制限できます。ロールの詳細については,マニュアル「Hitachi Command Suite ユーザーズガイド」を参照してください。

重要
  • リソースの情報を更新するコマンド(Add,Modify,Deleteなどの操作を実行するコマンド)の場合,対象リソース(パラメーター値に指定するリソースや情報が更新されるリソース)を更新できるロールが必要です。
    ただし,ホストの情報を更新するコマンドは,ユーザーに割り当てられたリソースグループのどれかを更新できるロールが割り当てられていれば実行できます。
  • リソースの情報を参照するコマンドの実行結果には,ユーザーが属するユーザーグループに割り当てられたリソースグループ内のリソースの情報だけが表示されます。

関連項目

この節の構成
3.8.1 ストレージシステム管理のコマンドを実行するために必要なロール
3.8.2 論理グループのコマンドを実行するために必要なロール
3.8.3 LUNのコマンドを実行するために必要なロール
3.8.4 ホスト管理のコマンドを実行するために必要なロール
3.8.5 サーバ管理のコマンドを実行するために必要なロール
3.8.6 レプリケーションのコマンドを実行するために必要なロール
3.8.7 Universal Replicatorの性能分析のコマンドを実行するために必要なロール
3.8.8 IOPHプロパゲーションのコマンドを実行するために必要なロール

[目次] [前へ] [次へ]


[マニュアル発行元]

All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.