Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

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2.7 プロパティファイルまたはパスワードファイルに指定するパスワードのコード化について

プロパティファイル(HiCommandCLI.properties)またはパスワードファイルにパスワードを記載する場合,パスワードをコード化するとセキュリティを強化できます。

プロパティファイルまたはパスワードファイルにパスワードを指定しておくと,Device Manager CLIを実行するときにパスワードの入力を省略できます。プロパティファイルまたはパスワードファイルには,平文でパスワードを指定することもできますが,セキュリティを高めるため,hdvmaccountコマンドでパスワードをコード化することをお勧めします。

パスワードをコード化する際の強度には,NORMALとHIGHがあります。NORMALでは128ビットの鍵長でコード化され,HIGHでは256ビットの鍵長でコード化されます。

コード化時の強度をHIGHに設定したい場合は,使用するJREのバージョンに応じたJava Cryptography Extension(JCE)の無制限強度の管轄ポリシーファイル(Java Cryptography Extension (JCE) Unlimited Strength Jurisdiction Policy Files)をダウンロードし,インストールする必要があります。管轄ポリシーファイルは,Oracle社(管理クライアントがWindows,Solaris,HP-UXまたはLinuxの場合)またはIBM社(管理クライアントがAIXの場合)のWebサイトからダウンロードしてください。インストール方法は,管轄ポリシーファイルに付属するドキュメントを参照してください。

関連項目

この節の構成
2.7.1 パスワードをコード化する
2.7.2 hdvmaccountコマンドの書式

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