Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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13.10 失敗したシステムタスクに対処する

システムタスクを実行すると,ストレージシステムの構成を変更するタスクのあとに,その変更をHitachi Command Suite(HCS)へ反映するためのデータベース更新タスクも実行されます。システムタスクが失敗した場合,またはタスクが終了しないなどの問題が発生した場合は,HCSのシステムタスク一覧で,どちらの処理に問題があるのかを確認してから対処します。

システムタスクに対する操作はStorage Navigatorのタスク一覧画面で,データベース更新タスクに対する操作は[管理]タブの[データ収集タスク]タブで行います。

失敗したシステムタスクに対処するには

  1. タスク & アラート]タブで[タスク]を選択します。
  2. システムタスク]タブで,対象のタスクの[状態]欄のリンクをクリックし,タスクの進捗状況を確認します。
    システムタスクの処理のうち,ストレージシステムの構成を変更するタスクに問題がある場合は手順3~6を,HCSのデータベースを更新するタスクに問題がある場合は手順7~10を実施します。
  3. システムタスク管理]ボタンをクリックし,対象のタスクを登録したストレージシステムを選択して[OK]ボタンをクリックします。
  4. 表示されたStorage Navigatorのタスク一覧画面で,対象のタスクの状態を確認します。
    新しいシステムタスクを実行できない,または実行待ちのシステムタスクが長時間実行されないときは,次を確認してください。
    • エラーが発生したタスクがないか。
      エラーが発生したタスクは画面から自動的に削除されないため,[タスク削除]画面でタスクを削除してください。
    • 保護されたタスクが多過ぎないか。
      タスク自動削除無効]画面で保護を解除してください。
    • ほかのプログラムがストレージシステムに対して設定中でないか。
      リソースロック]または[操作 ロック中]が長時間表示されている場合は,該当プログラムの状態を確認し,ストレージシステムに対する操作を終了してください。
  5. 目的の操作ボタンをクリックします。
  6. 表示された内容を確認し,[適用]をクリックします。
  7. 管理]タブで[管理リソース]を選択し,[データ収集タスク]タブで対象のタスクを選択します。
  8. タスクのエラーメッセージおよび詳細画面で,対象のタスクの状態を確認します。
  9. タスクを再実行してよいか確認し,[タスク再実行]ボタンをクリックします。または,タスクを登録したストレージシステムを選択し,[ストレージシステム更新]ボタンをクリックします。
  10. プランを確認し,問題がなければ実行します。

システムタスクの一覧で,タスクの実行結果を確認します。

参考
  • 実行中のタスクの進捗率は,操作内容によって変わらないことがあります。
  • Storage Navigatorのタスク一覧画面には,実行中,実行待ち,および一時中断のタスクが128件まで,完了および失敗のタスクが256件まで,合計384件のタスクが表示されます。タスクがこれ以上の数に到達した場合,正常終了したタスクのうち古いものから順に自動的に削除されます。自動的に削除されないよう保護できますが,保護されたタスクが最大表示件数に達した状態では新しいタスクは実行されません。
  • Storage Navigatorのタスク一覧画面は,デフォルトでは60 秒ごとに自動的に更新されます。この間隔を変更するには,ツリービューで対象のストレージシステムを右クリックして[その他の機能]を選択し,表示される画面でタスク画面の更新間隔を設定します。

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