Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
ストレージシステムの廃棄やリプレースなどに伴い,設定したglobal-active deviceの環境が不要となった場合に構築済みの環境を廃棄します。
ここでは,各環境を廃棄する手順の例を示します。例のとおりではなく,任意の順番で実施することもできます。
- 対象のリモートパスの情報
- 対象のQuorumディスクの情報
- 対象のペア管理サーバおよびコマンドデバイスの情報
- 対象の正ストレージシステム名および副ストレージシステム名
- 対象のボリューム上のデータの退避(必要に応じて)
- 対象のボリュームの割り当て解除(参考:5.8.14 ホストからボリュームの割り当てを解除する)
- 対象のボリュームのデータシュレッディング(必要に応じて)(参考:5.4.5 ボリュームのデータシュレッディングを実行する)
global-active device環境を廃棄するには
- リモートパスの設定を解除します。
- [リソース]タブで[ストレージシステム]を選択します。
- ツリーを展開し,対象の正ストレージシステムを右クリックして表示される[リモート接続]を選択します。
- 特定のリモートパスを削除したい場合は,[接続 (To)]タブで削除したいパスが含まれるリモート接続を選択し,[リモートパス削除]ボタンをクリックして実施します。 選択したストレージシステムからすべてのリモートパスを削除したい場合は,[接続 (To)]タブで削除したい副ストレージシステム(リモートストレージシステム)のリモート接続を選択し,[リモート接続削除]ボタンをクリックして実施します。
- Quorumディスクの設定を解除します。
- [リソース]タブで[ストレージシステム]を選択します。
- ツリーを展開し,対象のストレージシステムを右クリックして表示される[リモート接続]を選択します。
- [Quorumディスク]タブで設定を解除したいQuorumディスクを選択し,[Quorumディスク削除]ボタンをクリックして実施します。
- [設定]メニューから[ボリューム仮想化解除]を選択し,Quorumディスク用の外部ストレージシステムから正ストレージシステムへのボリューム(Quorumディスク)の仮想化を解除します。
- 副ストレージシステムも同様にQuorumディスクの仮想化を解除します。
- ペア管理サーバの設定を解除します。
- [リソース]タブで[ホスト]を選択します。
- ツリーを展開して対象のペア管理サーバのボリューム一覧から割り当てを解除したいコマンドデバイスを選択し,[ボリューム割り当て解除]ボタンをクリックして実施します。
- [リソース]タブで[ストレージシステム]を選択します。
- ツリーを展開し,対象のストレージシステムの[ボリューム]を右クリックして表示される[System GUI]を選択します。
- [LDEV]タブで設定を解除したいコマンドデバイスを選択し,[コマンドデバイス編集]ボタンをクリックして実施します。
- 仮想ストレージマシンの設定を解除します。
- [管理]タブで[仮想ストレージマシン]を選択します。
- 仮想ストレージマシンの一覧から副ストレージシステムの設定を解除したい仮想ストレージマシンを選択し,[仮想ストレージマシン編集]ボタンをクリックします。
- [ストレージシステム]タブで副ストレージシステムを選択し,[ストレージシステム削除]ボタンをクリックして仮想ストレージマシンを編集します。
参考
- ボリュームの割り当て解除などのタスクは,スケジュールを設定して,あとで実行することもできます。
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