Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
ストレージシステムのファイバーチャネルポートまたはiSCSIポートについて,次の設定ができます。
- ポート属性の設定
ポートの属性を設定します。設定できる属性は,Initiator,Target,RCU Target,ExternalまたはBidirectional(VSP 5000シリーズの場合のみ)です。- LUNセキュリティの設定
LUを不当なアクセスから保護するために,ポートのLUNセキュリティを有効にします。複数のホストグループを設定する場合は,LUNセキュリティを有効にして,HBAのWWNを指定する必要があります。- ポートのデータ転送速度の設定
システムの性能を最適化するために,ポートのデータ転送速度を設定します。転送されているデータ量が多いポートは転送速度を速く設定し,転送されるデータ量が少ないポートにはデータ転送速度を遅く設定します。- ファイバーチャネルポートのアドレスの設定
ファイバーチャネルポートにアドレスを設定します。アドレスとして指定できるのは,AL-PA(arbitrated-loop physical address)またはループIDです。- Fabricスイッチの設定
システム構築時に,ホストとストレージシステムがFabricで接続されているかどうかを設定します。- ファイバーチャネルポートの接続形態の設定
ファイバーチャネルのトポロジー(接続形態)を設定します。設定できるトポロジーはFC-AL(Fibre Channel-Arbitrated Loop)またはP-to-P(Point to Point)です。- iSCSIポートの通信に関する設定
TCP ポートの番号,最大ウィンドウサイズ,Keep Alive のタイマーなどを設定します。- T10 PIモードの設定
ファイバーチャネルポートにT10 PIモードを設定します。システム構築時に実施した設定は,システムの運用を開始したあとにLUN Managerで変更することもできます。LUN Managerの詳細については,マニュアル「オープンシステム構築ガイド」(VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500およびVSP F1500の場合),「システム構築ガイド」(VSP Gx00モデルまたは VSP Fx00モデルの場合)を参照してください。
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