Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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3.3.9 ホスト検出の仕組み

ホスト検出によってDevice Managerにホストが登録される仕組みを説明します。Hitachi Command Suite(HCS)以外の管理ソフトウェアを使用して構築した環境にHCSを導入する場合にお読みください。

HCS以外の管理ソフトウェアを使用してホストグループまたはiSCSIターゲットを設定したストレージシステムをDevice Managerに登録します。そのあとDevice Managerでホストを検出すると,ホスト検出時に選択したストレージシステムにあるホストグループまたはiSCSIターゲットと同じ名前のホストが自動的にDevice Managerに追加されます。追加されたホストに,ホストグループ内のWWNまたはiSCSIターゲットのiSCSIネームが登録されます。同じWWNが複数のホストグループに登録されている場合,または同じiSCSIネームが複数のiSCSIターゲットに登録されている場合,Device Managerに登録済みのホストと同じ名前のWWNまたはiSCSIネームだけがホストに追加されます。

ホスト検出の例を次の図に示します。

図3-2 ホスト検出の例

[図]

上の図では,ホストグループAAAのWWN「22.22.22.22.22.22.22.22」が,ホストグループと同じ名前のホストAAAに登録されます。ホストグループBBBのWWNはホストAAAにすでに登録されているので,ホストBBBはDevice Managerに追加されません。ホストグループCCCと同じ名前のホストCCCがDevice Managerに追加され,ホストグループCCCのWWN「33.33.33.33.33.33.33.33」がホストCCCに登録されます。

参考
複数のWWNまたはiSCSIネームを持つ1台のホストを検出すると,実際の環境は1台のホストでも,Device Managerでは複数のホストとして登録されるときがあります。このときは,ホストを統合してください。WWNまたはiSCSIネームの情報が統合され,統合元のホストは自動的に削除されます。

関連項目

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