Compute Systems Manager Software 導入・設定ガイド(Web Version)
Linuxの管理対象ホストで発生したイベントのトラップを管理サーバで監視するには,管理対象ホストでの設定が必要です。
トラップを送信したいLinuxの管理対象ホストにはすべて設定してください。
- 管理対象ホストへのスーパーユーザーでのログイン
SNMPを使用して管理対象ホストからイベントのトラップを送信するための設定手順を,次に示します。
- 重要
- 次に示す手順は,Red Hat Linux 6.2を使用した場合の例です。Red Hat Linux 6.2以外の場合は,該当するファイル名を,設定したいRed Hat Linuxのバージョンに適したファイル名に読み替えてください。
- net-snmpパッケージをLinuxの管理対象ホストにインストールします。
- コマンドプロンプトで,次に示すrpmパッケージの格納ディレクトリにアクセスします。
/Packages /Server- rpmコマンドリポートにモジュールがない場合は,rpmファイルをインストールします。
- 次のコマンドをそれぞれ実行してください。
<x.x.x-xx.xxx.xxxx>はバージョンとプロセッサアーキテクチャに対応しています。
- 重要
- Linuxのディストリビューションによって設定の差異があるため,次に示すrpmファイルのどれかがない場合があります。
- ファイルがない場合は,コマンドリストの次のファイルに進んでください。
rpm -ivh lm_sensors-libs-<x.x.x-xx.xxx.xxxx>.rpm rpm -ivh lm_sensors-<x.x.x-xx.xxx.xxxx>.rpm rpm -ivh net-snmp-libs-<x.x.x-xx.xxx.xxxx>.rpm rpm -ivh net-snmp-<x.x.x-xx.xxx.xxxx>.rpm rpm -ivh net-snmp-utils-<x.x.x-xx.xxx.xxxx>.rpm- Linuxブートシーケンスにsnmpdを追加する場合は,次のコマンドを実行してください。
chkconfig snmpd on- イベントを監視し,トラップを送信できるように,snmpdを設定します。
- /etc/snmp/snmpd.confファイルをバックアップします。
- Linuxのホストにsnmpd.confファイルが正しく設定されていない場合は,次のコマンドを使用して新規にsnmpd.confファイルを作成します。
snmpconf -g basic_setup作成した新規のsnmpd.confファイルで,/etc/snmp/snmpd.confファイルが上書きされます。- /etc/snmp/snmpd.confファイルのtrapsinkで始まる行を検索して,その行を次のように変更します。
/etc/snmp/snmpd.confファイルにtrapsinkで始まる行がない場合は,trapsinkで始まる新規の行を追加して設定してください。
trapsink <管理サーバ> <コミュニティ名> <ポート番号>
<管理サーバ>:管理サーバのホスト名,またはIPアドレス
<コミュニティ名>:正確なSNMPコミュニティ名
<ポート番号>:管理サーバのトラップリスニング用のポート番号
<ポート番号>に指定する値がデフォルト値(162/udp)以外の場合,管理対象ホストで,SNMPトラップの送信先ポート番号も同じ値に変更してください。- /etc/snmp/snmpd.confファイルの最終行に,次のファイルの内容を追加します。
<Compute Systems Managerのインストールメディア>/HCSM_SERVER/snmp/linux/hfcldd-snmpd-conf.txt- 次のコマンドを入力して,snmpdを再起動します。
/etc/init.d/snmpd restart
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