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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


12.9.3 キーワード

制御情報付データファイルに指定するキーワードは,大文字,小文字を区別します。

〈この項の構成〉

(1) eurpmcコマンドを実行するときのオプションの定義領域

上位主導型の帳票自動出力機能で使用する制御情報付データファイルの場合に,ファイル監視サービスから呼び出すeurpmcコマンドに実行するときのオプションを定義する領域です。

●<!eur_option start>行
<!eur_option start>

オプションの開始行を示すキーワードです。半角小文字で指定します。

必ず指定してください。

●eur_option行
eur_option

オプションの指定行を示すキーワードです。半角小文字で指定します。

必ず指定してください。

キーワードeur_optionは,<!eur_option start>行と<!eur_option end>行の間に一つだけ定義できます。

次に示す場合は,エラー(KEEU1514-E)になります。

  • キーワードeur_optionが複数存在する場合

  • キーワードeur_option以外の行が存在する場合

eurpmcコマンドのオプション文字列

eurpmcコマンドを実行するときのオプションを文字列で指定します。

オプションの指定値に半角空白を含む場合は,指定値全体を「"」で囲んで指定します。

また,eurpmcコマンドのオプションの指定には,ファイル名変数を使用することができます。

指定できるオプション,オプションの形式,およびファイル名変数については,「12.10 起動パラメタファイル」を参照してください。

eur_option行に帳票ファイル名(/rfオプション)を指定する場合は,帳票ファイル名の指定数がマッピングデータの定義領域の指定数と同じになるようにしてください。帳票ファイル名の指定数がマッピングデータの定義領域の指定数より少ないときは,エラー(KEEU1514-EまたはKEEU3014-E)になります。

●<!eur_option end>行
<!eur_option end>

オプションの終了行を示すキーワードです。半角小文字で指定します。

必ず指定してください。指定していない場合は,エラー(KEEU1514-E)になります。

(2) 帳票ファイル名,ユーザ定義データファイル名,しおり定義ファイル名の定義領域

●<!eur_control start>行
<!eur_control start>

帳票セットの開始行を示すキーワードです。半角小文字で指定します。

必ず指定してください。

帳票セットの開始行から,次の帳票セットの開始行,またはファイルの終端までを一つの帳票セットとして認識します。

帳票セットの指定がない場合は,エラー(KEEU1514-EまたはKEEU3014-E)になります。

●eur_fms行
eur_fms

帳票セットの指定行を示すキーワードです。半角小文字で指定します。

キーワードeur_fmsは,<!eur_control start>行と<!eur_control end>行の間に一つだけ定義できます。

BSP-RM連携機能に使用する制御情報付データファイルの場合は,必ず指定してください。

次に示す場合は,エラー(KEEU1514-EまたはKEEU3014-E)になります。

  • eur_fms行が複数存在する場合

  • eur_fms行以外の行が存在する場合

  • eur_fms行が一つ目の<!eur_control start>行の前に存在する場合

帳票ファイル名※1

帳票ファイル名を指定します。絶対パスまたは相対パスで指定できます。

BSP-RM連携機能に使用する制御情報付データファイルの場合,またはキーワードeur_fmsを定義した場合は,必ず指定してください。

上位主導型の帳票自動出力機能で使用する制御情報付データファイルの場合,eur_fms行に帳票ファイル名を指定するときは,必ずすべてのeur_fms行に帳票ファイル名を指定してください。指定していない場合(省略した場合を含む)は,エラー(KEEU1514-E)になります。

帳票ファイル名のパスの指定については,「15.2.21 PATHMODE」を参照してください。

ユーザ定義データファイル名※1

ユーザ定義データファイル名を指定します。絶対パスまたは相対パスで指定できます。

しおり定義ファイル名※1 ※2

しおり定義ファイル名を指定します。絶対パスまたは相対パスで指定できます。

注※1

上位主導型の帳票自動出力機能で使用する制御情報付データファイルの場合は,eurpmcコマンドを実行するときのオプションの定義領域のeur_option行に帳票セットを指定することもできます(eur_fms行の指定は省略します)。ただし,帳票セットをeur_fms行とeur_option行の両方に指定した場合は,eur_fms行の指定が有効となります。なお,eur_fms行のユーザ定義データファイル名およびしおり定義ファイル名に「""」を指定した場合は,各ファイル名は指定なしとして扱われます(eur_option行に各ファイル名を指定しても無効になります)。

注※2

上位主導型の帳票自動出力機能で使用する制御情報付データファイルに定義する要素です。BSP-RM連携機能で使用する制御情報付データファイルではサポートしていません。

●<!eur_control end>行
<!eur_control end>

帳票セットの終了行を示すキーワードです。半角小文字で指定します。

必ず指定してください。

<!eur_control end>行が一つ目の<!eur_control start>行の前に存在する場合は,エラー(KEEU1514-EまたはKEEU3014-E)になります。

(3) マッピングデータの定義領域

マッピングデータを指定します。

帳票セットの終了行の直後の行から,次の帳票セットの開始行の直前の行,またはファイルの終端までを一つのマッピングデータとして認識します。

マッピングデータの指定を省略した場合は,マッピングデータファイルは生成されません。空のマッピングデータを指定する場合は,空行を1行指定します。

重要

<!eur_control start>行の文字列を,マッピングデータの単なる文字列として使用する場合は,文字列の両端を「"」で囲むなどで,<!eur_control start>行として認識されないように編集してください。