11.5.4 指定例
- 〈この項の構成〉
(1) 印刷位置補正情報を設定する場合
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Windows環境,UNIX/Linux環境共通
印刷位置を,右方向に5.0(mm)シフトするプリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。
[Printer1] PaperShiftX=5.0 PaperShiftY=0.0
(2) PDF形式ファイルにフォントを埋め込む場合
PDF形式ファイルに,二つのフォントを埋め込み,MS 明朝およびMS ゴシックを指定する場合の,プリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。
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Windows環境の場合
[PDF] EmbedCount=2 Embed1=MS 明朝:c:\windows\fonts\msmincho.ttc Embed2=MS ゴシック:c:\windows\fonts\msgothic.ttc
(3) PDF形式ファイルを印刷するときの解像度情報を設定する場合
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UNIX/Linux環境の場合
PDF形式ファイルを印刷するプリンタの解像度が600(dpi)の場合の,プリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。
[PDF] YDPI=600
(4) CODE39バーコードのバーコード補正情報を設定する場合
CODE39バーコードの細エレメント,太エレメント,キャラクタ間ギャップの幅の比を1対2.5対1に変更し,黒バーの太さを0.04mm補正するプリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。
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Windows環境の場合
[Printer1] CODE39PARAM=2,1:2.5:1,0.04
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UNIX/Linux環境の場合
[LIPSPR1] CODE39PARAM=2,1:2.5:1,0.04
(5) QRコードのセルサイズをドット単位で設定する場合
QRコードのセルサイズを7ドットにするプリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。
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Windows環境の場合
[Printer1] QRCellSizeD=7
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UNIX/Linux環境の場合
[LIPSPR1] QRCellSizeD=7
(6) QRコードのセルサイズを100分の1ミリメートル単位で設定する場合
QRコードのセルサイズを0.7ミリメートルにするプリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。
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Windows環境の場合
[Printer1] QRCellSizeM=70
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UNIX/Linux環境の場合
[LIPSPR1] QRCellSizeM=70
(7) PostScript対応プリンタでJISX0213:2004の文字集合の文字を出力する場合
日立のJISX0213:2004フォントを搭載したPostScript対応プリンタで,JISX0213:2004の文字集合の文字を出力するプリンタ定義ファイルの指定例を次に示します。
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UNIX/Linux環境の場合
[PSPR2] PDLType=PS2 XDPI=720 YDPI=720 GenTextMode=RPS2004M-UTF16