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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編


15.3 EUR Print Serviceの環境設定ファイル(EURPS_ENV)

対象コンポーネントまたは機能

EUR Print Service

設定内容

EUR Server Serviceでの帳票出力時のEUR Print Serviceの動作環境は,環境設定ファイル(EURPS_ENV)で設定します。

環境設定ファイルの格納場所

環境設定ファイル(EURPS_ENV)は,ユーザの利用目的に応じて指定できます。環境設定ファイル(EURPS_ENV)の指定方法と格納場所を次の表に示します。

表15‒5 環境設定ファイル(EURPS_ENV)の指定方法と格納場所

項番

指定方法

ファイル名

格納場所

1

印刷ジョブごとにファイルを指定する場合

起動部品で指定したファイル名

起動部品で指定したフォルダパス

2

EUR Server Serviceのサービスごとにファイルを指定する場合

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で指定したファイル名

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で指定したフォルダパス

3

EUR Print Serviceの実行ユーザごとにファイルを指定する場合

環境変数EURPS_ENVFILEで指定したファイルパス(ファイル名は任意)

4

デフォルト

Windows環境の場合

EURPS_ENV

UNIX/Linux環境の場合

eurps_env

Windows環境の場合

インストール先フォルダ\Print

UNIX/Linux環境の場合

/etc/opt/eur下

環境設定ファイルは複数指定することもできます。複数の環境設定ファイルを指定した場合で,同じ環境変数に異なる値を指定したときは,次の優先順位で設定内容が適用されます。

  1. 起動部品で指定した環境設定ファイルの内容

  2. EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で指定した環境設定ファイルの内容

  3. 環境変数EURPS_ENVFILEで指定した環境設定ファイルの内容

  4. デフォルトのフォルダに格納した環境設定ファイルの内容

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)については,「15.2 EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)」を参照してください。

環境設定ファイルの設定手順

環境設定ファイル(EURPS_ENV)の指定方法がデフォルトの場合を例に説明します。

  • Windows環境の場合

    環境設定ファイル(EURPS_ENV)は,インストール先フォルダ\Print下に作成してください。

    ファイルの内容を追加,変更する場合は,メモ帳などのテキスト編集エディタを起動して編集したあと,上書き保存してから使用してください。

  • UNIX/Linux環境の場合

    次に示す環境設定ファイル(eurps_env)のサンプルを,/opt/eur/sample下に提供しています。必要な内容を設定したあと,同じファイル名で/etc/opt/eur下に格納してください。

    なお,/etc/opt/eurには,EUR Server Serviceの実行ユーザが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。

<環境設定ファイル(eurps_env)の設定手順>

環境設定ファイルは次の手順で設定します。

  1. /opt/eur/sample下にある環境設定ファイル(eurps_env)のサンプルを任意の場所に保存する。

  2. 環境設定ファイルを編集する。

    環境設定ファイルは,マシンのロケールに応じたエンコードで編集してください。

  3. 必要な内容を設定した環境設定ファイルを,サンプルと同じファイル名(eurps_env)で/etc/opt/eur下に格納する。

    /etc/opt/eurには,EUR Server Serviceの実行ユーザが読み書きできるようにアクセス権を設定してください。

環境設定ファイルの構文
変数名=値

環境設定ファイルに指定する情報は,「"」で囲まないでください。

環境設定ファイルの指定例
EURPS_EPFDPI=600
EURPS_EPF_IMAGE_COMPRESS=ON
注意

Windows環境の場合,環境設定ファイル(EURPS_ENV)は,EUR Developer,またはEUR Server製品(EUR Server Standard,EUR Server Enterprise)のアンインストールを実行しても削除されません。環境設定ファイルを削除する場合は,エクスプローラなどから直接環境設定ファイルを削除してください。

UNIX,およびLinux対応のEUR Server製品(EUR Server Standard,EUR Server Enterprise)のアンインストールについては,製品に添付されているリリースノートを参照してください。

〈この節の構成〉