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EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編(UNIX(R)用)


6.2.1 出力の流れ

帳票を指定したページ数で分割して出力する流れを次の図に示します。

図6‒4 帳票を分割して出力する流れ

[図データ]

  1. 出力要求

    帳票の出力要求が業務プログラムに送られます。

  2. 転送

    EUR Server - Adapterは,ユーザデータファイルを帳票サーバのEUR Server Serviceに転送します。

  3. 印刷データ生成

    転送されたユーザデータファイルと,あらかじめ帳票サーバに配置しておいた印刷定義ファイル,印刷先定義ファイルなどの定義ファイルから,印刷データ(EPF形式ファイル)が生成されます。

    なお,印刷データは,分割定義ファイルで設定したページ数で分割されて生成されます。

  4. 印刷データ転送

    EUR Server Serviceは,生成された印刷データ(EPF形式ファイル)をスプールサーバのEUR Server - Spool Serviceに転送します。

  5. 蓄積

    EUR Server - Spool Serviceが印刷データ(EPF形式ファイル)を受信すると,スプールサーバ内に印刷データが蓄積されます。このとき,属性情報が付けられてスプールデータとなります。スプールデータは,手順3.で生成された印刷データの数だけ生成されます。

  6. 出力

    スプールデータの属性情報に従って,スプールサーバのプリンタ,またはクライアントPCのプリンタで出力されます。

■注意

スプールサーバのプリンタに出力するには,スプールサーバにWindows版のEUR Server - Spool Serviceが必要です。スプールサーバがUNIX/Linux環境の場合は,スプールサーバのプリンタへの出力はできません。