Hitachi

EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編


7.2.2 帳票を私書箱に登録する

配送印刷する帳票を私書箱に登録するために,「5.2.2(2) 蓄積した帳票をクライアントPCで出力する場合」に示した内容に加えて,蓄積時に次の内容を設定します。

蓄積ファイルの設定内容

起動部品の設定項目

設定する値

宛先キーの分類

ActiveX起動部品:ReportAddressKeyCategoryプロパティ

Java起動部品:setReportAddressKeyCategoryメソッド

COBOL起動部品:REPORTADDRKEYCATEGORYパラメタ

コマンド起動部品(eurpmcコマンド):/racオプション

宛先キーの分類名(80バイト以内の文字列)

宛先キーの値

ActiveX起動部品:ReportAddressKeyDataプロパティ

Java起動部品:setReportAddressKeyDataメソッド

COBOL起動部品:REPORTADDRKEYDATAパラメタ

コマンド起動部品(eurpmcコマンド):/radオプション

宛先キーの値(80バイト以内の文字列)

なお,自分宛ての帳票(ログインしたユーザ個人が取得できる帳票)として蓄積する場合は,宛先キー分類プロパティにEUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)のPERSONALCATEGORYキーの値を指定し,宛先キー値プロパティにユーザIDを指定してください。

これらの設定によって,帳票の蓄積時に私書箱フォルダに登録されます。

メモ

配送帳票の宛先情報の保持期限も,EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)で設定できます。保持期限が切れた宛先情報は,次のタイミングで状態が変更されます(状態が「印刷済み」または「エラー」の場合は自動で削除されます)。

  • EUR Server - Spool Serviceのサービス起動時

  • EUR Server - Spool Serviceが稼働するマシンの日付が変わって,最初にEUR Server - Spool Serviceへの要求が来たとき(日付変更の契機にローカルタイムと協定世界時(UTC)のどちらを使用するかを,EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)のOPTIONセクションのSTANDARDTIMEキーで指定できます)