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EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編


5.2.2 印刷データを蓄積する手順

印刷データをスプールデータとして蓄積する手順について説明します。

■注意

OutputEPFReportメソッドで出力したEPF形式ファイルは,蓄積印刷には使用できません。蓄積印刷を実行する場合は,次の手順で帳票を蓄積してください。

〈この項の構成〉

(1) 蓄積した帳票をスプールサーバで出力する場合

蓄積した帳票をスプールサーバで出力するために設定する起動部品のメソッド,関数,およびオプションの指定値を次に示します。

蓄積する帳票ファイル,マッピングデータファイル,ユーザデータファイル,印刷定義ファイル,および印刷付加情報の設定は,帳票サーバのプリンタに出力する場合と同じです。詳細については,「3.1.1 帳票サーバのプリンタに出力する」の「(2)起動部品の設定」を参照してください。

なお,スプールサーバがUNIX/Linux環境の場合は,スプールサーバでの印刷はできません。

また,蓄積時に設定する起動部品のプロパティ,メソッド,パラメタ,およびオプションの指定値を次に示します。

  1. 印刷方法の設定

    帳票を印刷する方法を設定します。

    印刷方法の設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    印刷方法

    ActiveX起動部品:PrintModeプロパティ

    Java起動部品:setPrintModeメソッド

    COBOL起動部品:PRINTMODEパラメタ

    2(蓄積する)

    コマンド起動部品:/pmオプション

    spl(蓄積する)

  2. 蓄積先のスプールサーバの設定

    蓄積先となるスプールサーバの指定方法を設定します。蓄積先のスプールサーバの指定方法は,出力先名とIPアドレスの2種類から選択できます。

    蓄積先のスプールサーバの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    蓄積先のスプールサーバの指定方法

    ActiveX起動部品:ServerSelectModeプロパティ

    Java起動部品:setServerSelectModeメソッド

    COBOL起動部品:SERVERSELECTMODEパラメタ

    0(出力先名で指定する)

    1(IPアドレスで指定する)

    コマンド起動部品:/srmオプション

    dest(出力先名で指定する)

    sv(IPアドレスで指定する)

    蓄積先のスプールサーバ

    出力先名

    ActiveX起動部品:DestinationNameプロパティ

    Java起動部品:setDestinationNameメソッド

    COBOL起動部品:DESTNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/destオプション

    出力先名(80バイト以内の文字列)

    IPアドレス

    ActiveX起動部品:ServerAddressプロパティ

    Java起動部品:setServerAddressメソッド

    COBOL起動部品:SERVERADDRパラメタ

    コマンド起動部品:/svrオプション

    255.255.255.255形式

  3. 実行できる印刷方法の設定

    帳票を印刷する方法のうち,どの印刷方法を選択できるのか設定します。

    実行できる印刷方法の設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    実行できる印刷方法

    ActiveX起動部品:ExecutablePrintModeプロパティ

    Java起動部品:setExecutablePrintModeメソッド

    COBOL起動部品:EXECUTABLEPRINTMODEパラメタ

    0(スプールサーバで印刷できる)

    1(スプールサーバ,およびクライアントPCで印刷できる)

    コマンド起動部品:/expオプション

    sv(スプールサーバで印刷できる)

    svcl(スプールサーバ,およびクライアントPCで印刷できる)

  4. 分割/仕分けの設定

    印刷データの蓄積時に,分割または仕分けするかどうかを設定します。

    分割/仕分けの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    分割/仕分けの実行

    ActiveX起動部品:SplitModeプロパティ

    Java起動部品:setSplitModeメソッド

    COBOL起動部品:SPLITMODEパラメタ

    0(EUR Server Serviceの環境設定ファイルの設定に従う)

    1(分割/仕分けしない)

    2(仕分けする)

    3(分割する)

    コマンド起動部品:/splitオプション

    default(EUR Server Serviceの環境設定ファイルの設定に従う)

    no(分割/仕分けしない)

    key(仕分けする)

    page(分割する)

  5. スプールデータの設定

    スプールデータの情報を設定します。

    蓄積時に帳票を分割または仕分けする場合は,起動部品の指定内容よりも印刷先定義ファイルの設定内容が優先されます。印刷先定義ファイルの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。

    また,スプールデータにアクセスできるユーザを制限する場合は,「ジョブ検索キーの分類」と「ジョブ検索キーの値」に,ユーザ名を定義するための分類名と対応する値を必ず設定してください。スプールデータにアクセスできるユーザの制限については,「12.2.1 帳票にアクセスできるユーザを制限する」を参照してください。

    スプールデータの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    スプールデータに格納する印刷データのファイル名

    ActiveX起動部品:SpoolFileNameプロパティ

    Java起動部品:setSpoolFileNameメソッド

    COBOL起動部品:SPOOLFILENAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/sfオプション

    スプールデータに格納する印刷データのファイル名(255バイト以内の文字列)

    ジョブ検索キーの分類

    ActiveX起動部品:JobKeyCategoryプロパティ

    Java起動部品:setJobKeyCategoryメソッド

    COBOL起動部品:JOBKEYCATEGORYパラメタ

    コマンド起動部品:/fcオプション

    ジョブ検索キーの分類名(80バイト以内の文字列)

    ジョブ検索キーの値

    ActiveX起動部品:JobKeyDataプロパティ

    Java起動部品:setJobKeyDataメソッド

    COBOL起動部品:JOBKEYDATAパラメタ

    コマンド起動部品:/fdオプション

    ジョブ検索キーの値(80バイト以内の文字列)

    蓄積期限日

    ActiveX起動部品:SpoolLimitプロパティ

    Java起動部品:setSpoolLimitメソッド

    COBOL起動部品:SPOOLLIMITパラメタ

    コマンド起動部品:/lmオプション

    日付で指定する場合

    YYYYMMDD形式

    日数で指定する場合

    +XXX形式

    印刷回数の上限値

    ActiveX起動部品:MaxPrintCountプロパティ

    Java起動部品:setMaxPrintCountメソッド

    COBOL起動部品:MAXPRINTCOUNTパラメタ

    コマンド起動部品:/xpオプション

    1〜65,536(指定した回数印刷できる)

    -1(無限に印刷できる)

    0(印刷を禁止する)

    印刷データを取得できるかどうか

    ActiveX起動部品:EnableGetプロパティ

    Java起動部品:setEnableGetメソッド

    COBOL起動部品:ENABLEGETパラメタ

    True(取得できる)

    False(取得できない)

    コマンド起動部品:/gオプション

    get(取得できる)

    noget(取得できない)

    蓄積後に続けて印刷するかどうか

    ActiveX起動部品:PrintHoldModeプロパティ

    Java起動部品:setPrintHoldModeメソッド

    COBOL起動部品:PRINTHOLDMODEパラメタ

    0(蓄積後に続けて印刷しない)

    1(蓄積後に続けてスプールサーバで印刷する)

    コマンド起動部品:/prhオプション

    hold(蓄積後に続けて印刷しない)

    sv(蓄積後に続けてスプールサーバで印刷する)

  6. プリンタの設定

    スプールサーバのプリンタの指定方法を設定します。スプールサーバのプリンタの指定方法は,プリンタクラス名,プリンタ名,および帳票振り分け定義の3種類から選択できます。

    スプールサーバのプリンタの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    プリンタの指定方法

    ActiveX起動部品:PrinterSelectModeプロパティ

    Java起動部品:setPrinterSelectModeメソッド

    COBOL起動部品:PRINTERSELECTMODEパラメタ

    0(プリンタクラス名で指定する)

    1(プリンタ名で指定する)

    2(帳票振り分け定義で指定する)

    コマンド起動部品:/smオプション

    class(プリンタクラス名で指定する)

    printer(プリンタ名で指定する)

    group(帳票振り分け定義で指定する)

    プリンタクラス名

    ActiveX起動部品:PrinterClassNameプロパティ

    Java起動部品:setPrinterClassNameメソッド

    COBOL起動部品:PRINTERCLASSNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/prcオプション

    プリンタクラス名(80バイト以内の文字列)

    プリンタ名

    OS上のプリンタ名

    ActiveX起動部品:ServerPrinterNameプロパティ

    Java起動部品:setServerPrinterNameメソッド

    COBOL起動部品:SERVERPRINTERNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/lspオプション

    プリンタ名(80バイト以内の文字列)

    OS上のプリンタのトレイ名

    ActiveX起動部品:ServerTrayNameプロパティ

    Java起動部品:setServerTrayNameメソッド

    COBOL起動部品:SERVERTRAYNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/lstオプション

    トレイ名(80バイト以内の文字列)

    帳票振り分け定義

    ActiveX起動部品:GroupNameプロパティ

    Java起動部品:setGroupNameメソッド

    COBOL起動部品:GROUPNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/groupオプション

    帳票振り分け定義(80バイト以内の文字列)

■参考
  • 実行できる印刷方法の設定,およびプリンタの設定は,サーバに帳票を蓄積したあとでも変更できます。印刷方法の設定,およびプリンタの設定を変更する方法については「13. スプールデータを管理するには」を参照してください。

  • 帳票の蓄積後にスプールデータのジョブIDを取得することで,蓄積に続けてスプールデータを操作することもできます。ジョブIDを取得するための起動部品を次に示します。

    ActiveX起動部品

    GetJobIDメソッド,またはGetJobIDListメソッド

    Java起動部品

    getJobIDメソッド,またはgetJobIDListメソッド

    COBOL起動部品

    PrintReport関数の場合は,戻り値JOBIDで取得できます。また,PrintReport2関数の場合は,戻り値JOBID,または戻り値JOBIDSで取得できます。

    コマンド起動部品

    eurpmcコマンドの出力結果でスプールデータのジョブIDを確認できます。詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。

(2) 蓄積した帳票をクライアントPCで出力する場合

蓄積した帳票をクライアントPCで出力するために設定する起動部品のメソッド,関数,およびオプションの指定値を次に示します。

蓄積する帳票ファイル,マッピングデータファイル,ユーザデータファイル,印刷定義ファイル,および印刷付加情報の設定は,クライアントPCのプリンタに自動で出力する場合と同じです。詳細については,「3.2.1 自動で出力する」の「(3)起動部品の設定」を参照してください。

また,蓄積時に設定する起動部品のプロパティ,メソッド,パラメタ,およびオプションの指定値を次に示します。なお,次に示す場合は,手順3,手順6,および手順7の設定は不要です。

  1. 印刷方法の設定

    帳票を印刷する方法を設定します。

    印刷方法の設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    印刷方法

    ActiveX起動部品:PrintModeプロパティ

    Java起動部品:setPrintModeメソッド

    COBOL起動部品:PRINTMODEパラメタ

    2(蓄積する)

    コマンド起動部品:/pmオプション

    spl(蓄積する)

  2. 蓄積先のスプールサーバの設定

    蓄積先となるスプールサーバの指定方法を設定します。蓄積先のスプールサーバの指定方法は,出力先名とIPアドレスの2種類から選択できます。

    蓄積先のスプールサーバの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    蓄積先のスプールサーバの指定方法

    ActiveX起動部品:ServerSelectModeプロパティ

    Java起動部品:setServerSelectModeメソッド

    COBOL起動部品:SERVERSELECTMODEパラメタ

    0(出力先名で指定する)

    1(IPアドレスで指定する)

    コマンド起動部品:/srmオプション

    dest(出力先名で指定する)

    sv(IPアドレスで指定する)

    蓄積先のスプールサーバ

    出力先名

    ActiveX起動部品:DestinationNameプロパティ

    Java起動部品:setDestinationNameメソッド

    COBOL起動部品:DESTNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/destオプション

    出力先名(80バイト以内の文字列)

    IPアドレス

    ActiveX起動部品:ServerAddressプロパティ

    Java起動部品:setServerAddressメソッド

    COBOL起動部品:SERVERADDRパラメタ

    コマンド起動部品:/svrオプション

    255.255.255.255形式

  3. 実行できる印刷方法の設定

    帳票を印刷する方法のうち,どの印刷方法を選択できるのか設定します。

    実行できる印刷方法の設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    実行できる印刷方法

    ActiveX起動部品:ExecutablePrintModeプロパティ

    Java起動部品:setExecutablePrintModeメソッド

    COBOL起動部品:EXECUTABLEPRINTMODEパラメタ

    1(スプールサーバ,およびクライアントPCで印刷できる)

    2(クライアントPCで印刷できる)

    コマンド起動部品:/expオプション

    svcl(スプールサーバ,およびクライアントPCで印刷できる)

    cl(クライアントPCで印刷できる)

  4. 分割/仕分けの設定

    印刷データの蓄積時に,分割または仕分けするかどうかを設定します。

    分割/仕分けの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    分割/仕分けの実行

    ActiveX起動部品:SplitModeプロパティ

    Java起動部品:setSplitModeメソッド

    COBOL起動部品:SPLITMODEパラメタ

    0(EUR Server Serviceの環境設定ファイルの設定に従う)

    1(分割/仕分けしない)

    2(仕分けする)

    3(分割する)

    コマンド起動部品:/splitオプション

    default(EUR Server Serviceの環境設定ファイルの設定に従う)

    no(分割/仕分けしない)

    key(仕分けする)

    page(分割する)

  5. スプールデータの設定

    スプールデータの情報を設定します。

    蓄積時に帳票を分割または仕分けする場合は,起動部品の指定内容よりも印刷先定義ファイルの設定内容が優先されます。印刷先定義ファイルの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。

    また,スプールデータにアクセスできるユーザを制限する場合は,「ジョブ検索キーの分類」と「ジョブ検索キーの値」に,ユーザ名を定義するための分類名と対応する値を必ず設定してください。スプールデータにアクセスできるユーザの制限については,「12.2.1 帳票にアクセスできるユーザを制限する」を参照してください。

    スプールデータの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    スプールデータに格納する印刷データのファイル名

    ActiveX起動部品:SpoolFileNameプロパティ

    Java起動部品:setSpoolFileNameメソッド

    COBOL起動部品:SPOOLFILENAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/sfオプション

    スプールデータに格納する印刷データのファイル名(255バイト以内の文字列)

    ジョブ検索キーの分類

    ActiveX起動部品:JobKeyCategoryプロパティ

    Java起動部品:setJobKeyCategoryメソッド

    COBOL起動部品:JOBKEYCATEGORYパラメタ

    コマンド起動部品:/fcオプション

    ジョブ検索キーの分類名(80バイト以内の文字列)

    ジョブ検索キーの値

    ActiveX起動部品:JobKeyDataプロパティ

    Java起動部品:setJobKeyDataメソッド

    COBOL起動部品:JOBKEYDATAパラメタ

    コマンド起動部品:/fdオプション

    ジョブ検索キーの値(80バイト以内の文字列)

    蓄積期限日

    ActiveX起動部品:SpoolLimitプロパティ

    Java起動部品:setSpoolLimitメソッド

    COBOL起動部品:SPOOLLIMITパラメタ

    コマンド起動部品:/lmオプション

    日付で指定する場合

    YYYYMMDD形式

    日数で指定する場合

    +XXX形式

    印刷回数の上限値

    ActiveX起動部品:MaxPrintCountプロパティ

    Java起動部品:setMaxPrintCountメソッド

    COBOL起動部品:MAXPRINTCOUNTパラメタ

    コマンド起動部品:/xpオプション

    1〜65,536(指定した回数印刷できる)

    -1(無限に印刷できる)

    0(印刷を禁止する)

    印刷データを取得できるかどうか

    ActiveX起動部品:EnableGetプロパティ

    Java起動部品:setEnableGetメソッド

    COBOL起動部品:ENABLEGETパラメタ

    True(取得できる)

    False(取得できない)

    コマンド起動部品:/gオプション

    get(取得できる)

    noget(取得できない)

    蓄積後に続けて印刷するかどうか

    ActiveX起動部品:PrintHoldModeプロパティ

    Java起動部品:setPrintHoldModeメソッド

    COBOL起動部品:PRINTHOLDMODEパラメタ

    0(蓄積後に続けて印刷しない)

    2(蓄積後に続けてクライアントPCで印刷する)

    コマンド起動部品:/prhオプション

    hold(蓄積後に続けて印刷しない)

    cl(蓄積後に続けてクライアントPCで印刷する)

  6. クライアントPCの設定

    クライアントPCのIPアドレスを指定します。

    クライアントPCの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    IPアドレス

    ActiveX起動部品:ClientAddressプロパティ

    Java起動部品:setClientAddressメソッド

    COBOL起動部品:CLIENTADDRパラメタ

    コマンド起動部品:/clientオプション

    255.255.255.255形式

  7. ダイアログの設定

    クライアントPCで帳票を受信したときにダイアログを表示するかどうかを設定します。

    ダイアログの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    ダイアログを表示するかどうか

    ActiveX起動部品:DispPrintDlgプロパティ

    Java起動部品:setDispPrintDlgメソッド

    COBOL起動部品:DISPPRINTDLGパラメタ

    0(対話型印刷)

    1(自動印刷)

    2(対話型印刷プレビュー表示)

    3(全自動印刷)※1

    4(対話型印刷プレビュー表示限定)※2

    コマンド起動部品:/dialogオプション

    dialog(対話型印刷)

    auto(自動印刷)

    preview(対話型印刷プレビュー表示)

    fullauto(全自動印刷)※1

    pvonly(対話型印刷プレビュー表示限定)※2

    注※1 印刷実行時に印刷中のダイアログが表示されません。

    注※2 印刷ダイアログを表示しないため,印刷を実行できません。

  8. クライアントPCのプリンタの設定

    クライアントPCのプリンタを設定します。クライアントPCのプリンタの設定方法は,プリンタクラス名とプリンタ名の2種類から選択できます。

    クライアントPCのプリンタの設定

    起動部品の設定項目

    設定する値

    プリンタクラス名

    ActiveX起動部品:PrinterClassNameプロパティ

    Java起動部品:setPrinterClassNameメソッド

    COBOL起動部品:PRINTERCLASSNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/prcオプション

    プリンタクラス名(80バイト以内の文字列)

    プリンタ名

    OS上のプリンタ名

    ActiveX起動部品:ClientPrinterNameプロパティ

    Java起動部品:setClientPrinterNameメソッド

    COBOL起動部品:CLIENTPRINTERNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/pオプション

    プリンタ名(80バイト以内の文字列)

    OS上のプリンタのトレイ名

    ActiveX起動部品:ClientTrayNameプロパティ

    Java起動部品:setClientTrayNameメソッド

    COBOL起動部品:CLIENTTRAYNAMEパラメタ

    コマンド起動部品:/tオプション

    トレイ名(80バイト以内の文字列)

■参考
  • 実行できる印刷方法の設定,クライアントPCのIPアドレスの設定,ダイアログの設定,およびプリンタの設定は,サーバに帳票を蓄積したあとでも変更できます。印刷方法の設定,およびプリンタの設定を変更する方法については「13. スプールデータを管理するには」を参照してください。

  • 帳票の蓄積後にスプールデータのジョブIDを取得することで,蓄積に続けてスプールデータを操作することもできます。ジョブIDを取得するための起動部品を次に示します。

    ActiveX起動部品

    GetJobIDメソッド,またはGetJobIDListメソッド

    Java起動部品

    getJobIDメソッド,またはgetJobIDListメソッド

    COBOL起動部品

    PrintReport関数の場合は,戻り値JOBIDで取得できます。また,PrintReport2関数の場合は,戻り値JOBID,または戻り値JOBIDSで取得できます。

    コマンド起動部品

    eurpmcコマンドの出力結果でスプールデータのジョブIDを確認できます。詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。