Hitachi

EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編


8.1.8 注意事項

〈この項の構成〉

(1) 多量のファイルが出力されたときの注意

監視フォルダに多量のマッピングデータファイル,または制御情報付データファイルが出力された場合,実行されず待ち状態になることがあります。待ち状態のファイルをキャンセルする場合は,監視フォルダのファイルを別のフォルダに移動すると帳票出力をキャンセルできます。なお,移動したファイルを監視フォルダに戻すと,出力処理が実行されます。

(2) 大量ページのファイルを出力するときの注意

監視フォルダに大量ページのマッピングデータファイル,または制御情報付データファイルが出力された場合,ジョブが長時間実行状態になってタイムアウトになることがあります。あらかじめ,EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)のTIMEOUTセクションのタイムアウト時間を変更しておくことをお勧めします。

(3) 監視管理フォルダ変更時の注意

監視管理フォルダを変更する場合で,変更前の監視フォルダ,および照合フォルダにファイルが格納されているときは,ファイル監視サービスが起動する前に,変更後の監視フォルダに移動させておいてください。移動しない場合は,変更前の監視フォルダ,および照合フォルダに格納されているファイルは処理されません。

(4) マッピングデータファイルの注意

ファイル監視サービスは,ファイルの着信を検知すると,着信したファイルがマッピングデータファイルなのか,制御情報付データファイルなのかを判定します。着信したファイルの先頭行が次の形式の場合は,制御情報付データファイルと判定します。

オプションの開始行

△<!eur_option start>△▼

(凡例)

△:0個以上のタブ,半角空白,または全角空白を示します。

▼:改行(0x0a,または0x0d+0x0a)を示します。

そのため,マッピングデータファイルで,上記の形式を使用したい場合は,マッピングデータの上記の文字列を「"」で囲んで指定してください。