8.1.7 制限事項
(1) 使用できないEURの機能
帳票自動出力機能を使用する場合に使用できない機能を次に示します。
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データベースからデータを読み込んだ帳票出力
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事前定義型の場合,複数の帳票セットを指定した帳票出力
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上位主導型の場合に,複数の帳票セットに同じマッピングデータファイルを指定する複数様式での帳票出力
(2) 指定できないフォルダおよびファイルの種類
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ディスクがマウントされたり,アンマウントされたりする環境にあるフォルダは監視フォルダに指定しないでください。このようなフォルダを監視管理フォルダに指定した場合,監視処理が正常に動作しなくなったり,意図しないタイミングでファイルの着信を検知してしまったりすることがあります。
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監視管理フォルダを指定する場合,ネットワークドライブおよびUNC(Universal Naming Convention)で参照できるフォルダを指定しても動作の保証はできません。これは,サービスからアクセスできなかったり,ネットワーク切断など不安定な状態になったりするおそれがあること,また,着信したファイルが他システムで使用中かどうかの判断ができないためです。他システムのファイルを監視する場合は,他システムにファイル監視サービスを配置して,ローカルのファイルとして監視してください。
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監視管理フォルダおよびその配下のフォルダおよびファイルがシンボリックリンクの場合は,監視できません。
(3) 監視フォルダへのファイル書き込み方法
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ファイル監視サービスは,監視フォルダにファイルが存在していることを確認した場合,監視対象のファイルにほかのプロセスがアクセスしていないかチェックします(クローズチェック)。ほかのプロセスが監視対象のファイルにアクセスしていた場合は,着信を検知しません。次回の監視間隔に繰り越して監視し,そこでほかのプロセスのアクセスがなければ着信を検知します。
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頻繁にファイルのオープン・クローズを行い,データを追加書きするようなファイルについては,ファイル監視サービスで正しく監視できません。ファイル監視サービスの監視するタイミングとファイルのクローズが重なると,ファイルの書き込みが完了したと見なして着信を検知した処理を行います。