2.1　帳票出力の流れ

EUR Serverを使用した帳票出力の流れを，次の図に示します。

図2‒1　帳票を出力する流れ

印刷データの生成

出力要求時に指定した入力データから，帳票の印刷データが生成されます。

生成できる印刷データの種類については，「付録A　帳票出力で使用するファイルの種類」を参照してください。
出力

生成された印刷データは，帳票サーバ，スプールサーバ（Windows環境の場合），またはクライアントPCのプリンタに出力できます。また，EPF形式などのデータとして出力したり，クライアントPCでプレビューしたりすることもできます。なお，印刷データは出力後に削除されます。

生成された印刷データ（EPF形式ファイル）をすぐに出力しないでサーバに蓄積（スプール）しておくと，任意のタイミングで印刷できます。印刷データ（EPF形式ファイル）をサーバに蓄積し，任意のタイミングで印刷する方法を蓄積印刷といいます。

帳票を蓄積印刷する流れを，次の図に示します。

図2‒2　帳票を蓄積印刷する流れ

印刷データの生成

蓄積要求時に指定した入力データから，帳票の印刷データが生成されます。
印刷データの蓄積

生成された印刷データには，属性情報が付けられてサーバに蓄積されます。印刷データに属性情報が付けられたものをスプールデータといいます。
蓄積された印刷データの出力

蓄積された印刷データに対して印刷要求を送ると，スプールサーバ（Windows環境の場合），またはクライアントPCのプリンタに出力できます。また，EPF形式のデータとして出力したり，クライアントPCでプレビューしたりすることもできます。なお，蓄積された印刷データは，蓄積期限が切れるまでスプールサーバから削除されません。そのため，一度出力した印刷データを再出力することもできます。

蓄積印刷は，出力する帳票の枚数が多くて印刷データの生成に時間が掛かる場合や，印刷データの一時保管が必要な場合に利用すると便利です。蓄積印刷の詳細については，「5.　スプールデータを出力するには」を参照してください。