3.1.3 OLEオートメーションからの印刷
OLEオートメーションから印刷する場合に使用するプロパティとメソッドを次に示します。
指定項目 |
指定するプロパティとメソッド |
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帳票ファイル |
帳票の定義情報を保存してあるレポートファイル名,またはフォームシートファイル名をApplicationオブジェクトのOpenメソッドの引数で指定します。 帳票ファイルの作成日付を取得するには,DocumentオブジェクトのCreateDateメソッドを使用します。 |
帳票の印刷時に表示するウィンドウの指定 |
ApplicationオブジェクトのWindowStyleプロパティで指定します。 ウィンドウの表示,非表示を制御する場合は,Visibleプロパティを使用します。 |
印刷に使用するデータの指定 |
印刷に使用するデータは,アプリケーションで作成済みのデータファイル,またはデータベースから読み込めます。
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印刷するプリンタの指定 |
印刷プリンタは,印刷の実行を指定する前に,ApplicationオブジェクトのPrinterNameプロパティで指定します。 PrinterNameプロパティを指定しない場合は,Windowsで設定している通常使用するプリンタへ印刷されます。 |
ページ番号印刷に関する指定 |
帳票の余白にページ番号を印刷したり,ページ番号の開始値を指定したりできます。
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印刷の実行 |
DocumentオブジェクトのPrintメソッドで指定します。Printメソッドの引数で,印刷開始ページ,印刷終了ページ,および印刷部数を指定します。 |
印刷時の[印刷中]ダイアログの表示指定 |
ApplicationオブジェクトのPrintStatusプロパティで指定します。 |
給紙トレイの指定 |
給紙トレイ選択機能を使用する場合は,ApplicationオブジェクトのTraySelectionプロパティを指定したあと,プリンタの給紙トレイコードをApplicationオブジェクトのTrayCodeプロパティで指定します。 |
出力先での帳票名表示の指定 |
ApplicationオブジェクトのReportTitleプロパティで指定します。 |
複数様式での帳票出力の指定 |
複数の帳票ファイルを統合する順番と帳票に読み込むデータファイルを指定しておく帳票セット指定ファイルは,ApplicationオブジェクトのMultiReportSetFileプロパティで指定します。 様式(帳票フォーマット)や読み込むデータを切り替える条件と,切り替え時の動作を定義しておく複数様式情報定義ファイルは,ApplicationオブジェクトのMultiFormInfoDefFileプロパティで指定します。 |
置き換え表管理情報ファイルの指定 |
置き換え表管理情報ファイル名は,ApplicationオブジェクトのReplaceItemCntlFileプロパティで指定します。 |
固定ピッチフォントの文字幅計算方法の指定 |
固定ピッチフォントの文字幅計算方法は,ApplicationオブジェクトのFontWidthModeプロパティで指定します。 |