Printメソッド
印刷開始終了ページと印刷部数を指示します。
対象
Document
形式
Print(from,to,copies)
引数
- from〔Integer〕
-
印刷開始ページを指定します。指定できる値は0〜32,767です。0を指定した場合は,印刷開始ページは1ページになります。0〜32,767の範囲外の値,または印刷終了ページの値よりも大きい値を指定した場合は,エラーになります。
- to〔Integer〕
-
印刷終了ページを指定します。指定できる値は0〜32,767です。0を指定した場合は,印刷終了ページは全ページになります。0〜32,767の範囲外の値を指定した場合は,エラーになります。
- copies〔Integer〕
-
印刷部数を指定します。指定できる値は1〜99です。1〜99の範囲を超えた値を指定した場合は,エラーになります。
解説
プリンタが接続されていない場合や,スプールに必要なディスクスペースがない場合は,エラーになります。
画像アイテムを持つ帳票を印刷する場合,プリンタによって印刷されないことがあります。また,OLEオートメーション機能を使用しているプログラミングツールから帳票を印刷するとき,「Print」が予約語になっているためにEURのメソッドとして認識されない場合があります(Visual Basic Version 3.0など)。このような場合は,PrintOutメソッドを使用してください。
- 複数様式帳票指定時のプロパティの扱い
-
-
Openメソッドの実行によって複数様式帳票が開かれているときにPrintメソッドを指定しても値は無効になり,すべてのページを1部印刷します。
-
データ型
Empty
記述例
オブジェクト型変数rptで参照している帳票を印刷します。
-
全ページを1部ずつ印刷する場合
rpt.Print(0,0,1)
-
3ページから5ページを2部ずつ印刷する場合
rpt.Print(3,5,2)
エラーメッセージ
コード |
メッセージ |
---|---|
1020 |
印刷中にエラーが発生しました。 |
1131 |
現在,スプールに必要なディスクスペースがありません。 |
1132 |
スプールに必要なメモリが存在しません。 |
1134 |
処理中にエラーが発生しました。 |
1135 |
Windowsでエラーが発生しました。 |
4514 |
指定されたページ数に誤りがあります。 |
4515 |
印刷部数は1〜99の値で指定してください。 |
4521 |
プリンタが存在しません。 |
4522 |
通常使うプリンタが設定されていません。 |
4523 |
プリンタのハードマージンを取得できませんでした。 |
4524 |
印刷ジョブがキャンセルされたので印刷処理を中止します。 |
4545 |
印刷可能なページ数の上限値を超えています。 |
4593 |
印刷処理がキャンセルされました。 |
4614 |
指定したトレイコードはサポートされていません。 |