2.1.2 apgrptコマンドからの印刷
apgrptコマンドをショートカットキーとして登録することで,データファイルのデータ,データベースから抽出したデータなどから,帳票の印刷またはプレビューができます。
apgrptコマンドには,帳票の定義情報を保存してある帳票ファイル名(レポートファイル名,またはフォームシートファイル名),印刷先プリンタ名などのオプションを直接指定できます。しかし,アプリケーションを配布した場合など,動作環境に応じてプリンタ名などを変更する必要があります。そのため,帳票を印刷するときに使用するデータは,オプション記述ファイルに設定しておくと便利です。オプション記述ファイルの指定方法については,「5.12.1 オプション記述ファイルのキーワード」を参照してください。
- 〈この項の構成〉
(1) apgrptコマンドの実行パス
apgrptコマンドの実行パスは次のとおりです。
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EUR Designerの場合
EUR Designerのインストール先フォルダ\Designer\Program\apgrpt.exe
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EUR Viewerの場合
EUR Viewerのインストール先フォルダ\Program\apgrpt.exe
(2) 印刷の実行
apgrptコマンドで印刷を実行するには,次のオプションを指定します。
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/pオプション
帳票の即時印刷を実行するには,apgrptコマンドの/pオプションに,印刷するプリンタ名を指定します。
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/lオプション
EURのウィンドウを起動してから印刷を実行する場合は,表示するウィンドウを/lオプションに次の値で指定します。EURのウィンドウは,次に示す三つがあります。
指定値
説 明
edit
レポート編集ウィンドウが表示されます。
view
レポート確認ウィンドウが表示されます。印刷指示やプリンタの選択をメニューから設定します。帳票の編集はできませんが,ほかの帳票を開いたり,印刷したりできます。
print
レポート印刷ウィンドウが表示されます。印刷指示やプリンタの選択をメニューから設定します。帳票の編集をしたり,ほかの帳票を開いたりできません。
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/kオプション
オプション記述ファイルは,/kオプションで指定します。