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EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編


3.1.2 EURをOLEオートメーションオブジェクトとして実行するには

EURをOLEオートメーションオブジェクトとして起動できます。

EUR以外の製品のプログラムIDについては,各製品のマニュアル,またはヘルプを参照してください。また,CreateObject関数,およびGetObject関数については,各開発環境製品のマニュアル,またはヘルプを参照してください。

〈この項の構成〉

(1) CreateObject関数による起動

EURを新しいOLEオートメーションオブジェクトとして作成します。

CreateObject関数の形式を次に示します。

CreateObject ("プログラムID")

EURのプログラムIDは,"APGRPT.Report"(バージョン非依存),または"APGRPT.Report.3"(バージョン依存)です。バージョンを特定しない場合は,バージョン非依存のプログラムID"APGRPT.Report"を指定してください。

バージョン5以降に特定する場合は,バージョン依存のプログラムID"APGRPT.Report.3"を指定してください。ただし,バージョン依存のプログラムIDは,バージョン5以降で変更されることもあります。その場合,アプリケーションプログラムに指定されているプログラムIDの変更が必要になります。

EURをOLEオートメーションオブジェクトとして新規に作成するには,CreateObject関数の戻り値をオブジェクト変数に代入します。記述例を次に示します。

(記述例)

Set Rpt = CreateObject("APGRPT.Report")

(2) GetObject関数による起動

指定した帳票ファイルの参照を取得します。GetObject関数の形式を次に示します。

GetObject (〔"パス名"〕 , 〔"プログラムID"〕)

パス名には,取得したいオブジェクトが含まれているファイルのパス名,および帳票ファイル名を指定します。EURのプログラムIDは,"APGRPT.Report"(バージョン非依存),または"APGRPT.Report.3"(バージョン依存)です。バージョンを特定しない場合は,バージョン非依存のプログラムID"APGRPT.Report"を指定してください。

バージョン5以降に特定する場合は,バージョン依存のプログラムID"APGRPT.Report.3"を指定してください。ただし,バージョン依存のプログラムIDは,バージョン5以降で変更されることもあります。その場合,アプリケーションプログラムに指定されているプログラムIDの変更が必要になります。

既存の帳票ファイルを開くには,GetObject関数の戻り値をオブジェクト変数に代入します。記述例を次に示します。

(記述例)

Set Rpt = GetObject("c:\eur\table.agr")