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EUR 帳票作成 操作ガイド


6.1.1 キー集計でできる設定

〈この項の構成〉

(1) 可変形式帳票でのキー集計

可変形式の帳票でキー集計を設定した場合,キーに指定したフィールド値が変わるごとに集計行が挿入されます。

キー集計の表示例を次の図に示します。

図6‒1 キー集計の表示例(「製品名」をキーに集計した場合)

[図データ]

(2) キー集計と改ブロック/改ページの組み合わせ

改ブロック/改ページのキーと集計のキーを同一のフィールドに設定した場合は,集計行がブロックの最後に出力されます。この場合は,集計行を帳票内の任意の位置に移動できます。また,この組み合わせの設定は,可変形式帳票でも,固定形式帳票でも利用できます。

キー集計と改ブロック/改ページを組み合わせた場合の表示例を次の図に示します。

図6‒2 キー集計の表示例(「製品名」を改ページとキー集計のキーに集計した場合)

[図データ]

(3) 多階層の集計

多階層の集計とは,キー集計を複数のフィールドに設定することです。多階層の集計では,キーフィールドの値がブレイク(変化)するごとに集計行が追加されます。複数のフィールドにキー集計を設定すると,集計行が複数作成されるので,固定形式の帳票にはお勧めできません。可変形式の帳票で適用されることをお勧めします。

多階層の集計を求めるときは,下位のキー(連続するデータの少ないフィールドから順に)からキー集計を設定してください。多階層の集計は,設定した順に下位階層から階層化するので,指定する順序が正しくないと,正しい集計結果が得られません。

多階層の集計を設定した場合の表示例を次の図に示します。

図6‒3 多階層の集計の表示例

[図データ]

(4) 複数フィールドのキー集計

複数フィールドをキーに指定して,集計できます。複数指定したキーフィールドの値が一つでもブレイク(変化)すると,集計行が追加されます。

複数フィールドのキー集計をするときは,下位のキー(連続するデータの少ないフィールドから順に)からキー集計を設定してください。

複数フィールドをキーに指定した場合の表示例を次の図に示します。

図6‒4 複数フィールドのキー集計の表示例(「製品名」と「型」をキーに集計した場合)

[図データ]

(5) 1件のときキー集計行を削除する集計

キー集計を設定したフィールドが1件しかない場合は,集計行を自動的に削除できます。

1件のときにキー集計行を削除した場合の表示例を次の図に示します。

図6‒5 1件のときにキー集計行を削除した表示例

[図データ]

(6) キー集計を利用した帳票の例

複数フィールドのキー集計を利用することで,次の図のような帳票を定義できます。

図6‒6 キー集計を利用した帳票の例

[図データ]

メモ

多階層の集計と複数フィールドのキー集計の違い

多階層の集計と複数フィールドのキー集計の違いについて説明します。

図6‒7 多階層の集計の場合

[図データ]

図6‒8 複数フィールドのキー集計の場合

[図データ]