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EUR システム設計ガイド


4.3 EURで使用できるデータ形式

EURでは帳票を設計するときにデータファイルの内容をデータウィンドウに読み込みます。EURでマッピングデータおよびユーザ定義データとして扱えるデータ形式には,CSV形式(*.csv),DAT形式(*.dat),およびFIX形式(*.fix)があります。

データファイルの行をレコード,列をフィールドと呼びます。1レコードの終端は,改行コード(0x0a,または0x0d+0x0a)またはEOFです。1レコードは区切り文字または開始位置で区切ることができ,区切られたそれぞれをフィールドと呼びます。同じフィールドのデータは,すべて同じデータ型として扱われます。

注※

CSV形式およびDAT形式の場合,「"」で囲まれた文字列中の改行コードは終端ではなく文字として扱われます。改行コードを含む文字列を「"」で囲むことにより,改行コードを含むデータを作成することができます。

この節ではEURで扱えるデータ形式について例題を交えて説明します。なお,例題に使用する「△」は,空白(半角または全角)の1文字を示します。

また,帳票自動出力機能とBSP-RM連携機能では,制御情報付データファイルを使用します。制御情報付データファイルのデータ形式については,「4.3.3 制御情報付データファイルのデータ形式」を参照してください。

重要
  • データファイルのフィールドの区切り方法やフィールド定義などは,EUR 帳票作成機能で帳票を設計する時に指定してください。

  • データファイル中のタブコードは,半角空白一つと見なして読み込まれます。ただし,データファイルの1行目をフィールド名として扱う場合は,そのままタブコードとして読み込まれます。

  • EUR サーバ帳票出力機能では,DAT形式ファイルはCSV形式ファイルと同じと見なします。

〈この節の構成〉