Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド


18.3.1 トラブル発生時に採取が必要な資料(Windowsの場合)

〈この項の構成〉

(1) OSのシステム情報

次に示すOSのログ情報の採取が必要です。これらの情報は資料採取ツールで採取できます。

情報の種類

採取資料

ファイル名※1

資料採取日時

date /tの実行結果

time /tの実行結果

date.log

Windowsイベントログ

アプリケーションログ:

システムフォルダ\system32\config\AppEvent.Evt

システムログ:

システムフォルダ\system32\config\SysEvent.Evt

  • SysEvent(Backup).evt

  • AppEvent(Backup).evt

マシンに設定されているホスト名の設定

システムフォルダ\system32\drivers\etc\hosts

hosts

マシンに設定されているサービスポートの設定

システムフォルダ\system32\drivers\etc\services

services

NICの実装状況

ipconfig /allの実行結果

ipconfig.log

起動サービス一覧

net startの実行結果

netstart.log

マシンの環境変数

setの実行結果

set.log

ワトソンログファイル※2

ユーザー指定フォルダ\drwtsn32.log

drwtsn32.log

クラッシュダンプ※2

ユーザー指定フォルダ\user.dmp

user.dmp

マシンのシステム情報

msinfo32 /report ファイル名の実行結果

msinfo32.log

適用HotFix一覧

systeminfoの実行結果

hotfix.log

ユーザー権利の割り当て

secedit /export /cfg ファイル名/areas USER_RIGHTS /quietの実行結果

secedit.log

グループポリシー

gpresult /zの実行結果

gpresult.log

動的ポートの範囲(IPV4)

netsh int ipv4 show dynamicporttcpの実行結果

dynamicport_ipv4.log

動的ポートの範囲(IPV6)

netsh int ipv6 show dynamicporttcpの実行結果

dynamicport_ipv6.log

ルーティング情報

netstat -rnの実行結果

netstat_rn.log

注※1 資料採取ツールを実行したあとの格納先でのファイル名です。

注※2 あらかじめ出力設定をしておく必要があります。設定方法については,「4.7 トラブル発生時の資料採取の準備(Windows限定)」を参照してください。

(2) JP1/Baseの情報

JP1/Baseに関する次の情報の採取が必要です。これらの情報は資料採取ツールで採取できます。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。

情報の種類

採取資料

ファイル名※1

環境設定情報

インストール先フォルダ\conf以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

インストール先フォルダ\default\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

インストール先フォルダ\plugin\conf\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

共有フォルダ\jp1base\conf以下のファイル※2

採取元のファイル名と同じファイル名

共通定義情報

jbsgetcnfコマンドの実行結果

jbsgetcnfコマンドで指定したファイル

jbsgetcnf -h論理ホスト名の実行結果※2

ログ情報

インストール先フォルダ\log\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

共有フォルダ\jp1base\log\以下のファイル※2

採取元のファイル名と同じファイル名

%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\jp1\jp1_default\JP1Base\log\以下のファイル※4

採取元のファイル名と同じファイル名

%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\jp1\論理ホスト名\JP1Base\log\以下のファイル※4

採取元のファイル名と同じファイル名

インストールログ

Windowsのインストール先フォルダ\Temp\jp1common\jp1base\hliclib*.log

採取元のファイル名と同じファイル名

Windowsのインストール先フォルダ\TEMP\RF\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

サービス稼働情報

インストール先フォルダ\sys\OPI\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

共有フォルダ\jp1base\sys\OPI\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

イベントサービスの設定情報

インストール先フォルダ\sys\tmp\event\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

共有フォルダ\jp1base\event\以下のファイル※2

採取元のファイル名と同じファイル名

イベントDB

インストール先フォルダ\sys\event\以下のファイル※3

採取元のファイル名と同じファイル名

共有フォルダ\jp1base\event\以下のファイル※2※3

採取元のファイル名と同じファイル名

コマンド実行履歴

インストール先フォルダ\log\COMMAND以下のファイル※3

採取元のファイル名と同じファイル名

共有フォルダ\jp1base\log\Command\以下のファイル※2※3

採取元のファイル名と同じファイル名

統合トレースログ

x86環境の場合

システムドライブ\Program Files\Hitachi\HNTRLib2\spool\hntr2*.log

x64環境の場合

システムドライブ\Program Files (x86)\Hitachi\HNTRLib2\spool\hntr2*.log

システムドライブ\Program Files\Hitachi\HNTRLib2\spool\hntr2*.log

採取元のファイル名と同じファイル名

ファイル一覧

dir /s インストール先フォルダの実行結果

dir_jp1base.log

dir /s 共有フォルダ\jp1baseの実行結果

dir_jp1base.log

バージョン情報

システムドライブ\Program Files

\InstallShield Installation Information

\{F8C71F7C-E5DE-11D3-A21E-006097C00EBC}\setup.ilgsetup.ini

base_setup.ilgbase_setup.ini

パッチ適用履歴

インストール先フォルダ\Patchlog.txt

Patchlog_jp1base.txt

JP1/Baseのバインド状況

netstat -naoの実行結果

netstat.log

ネットワークアドレス解決のためのホスト名

jbsgethostbynameの実行結果

jbsgethostbyname.log

フォルダのアクセス権限

cacls インストール先フォルダの実行結果

cacls_jp1base.log

cacls 共有フォルダ\jp1baseの実行結果

cacls インストール先フォルダ\logの実行結果

cacls_jp1base_log.log

cacls 共有フォルダ\jp1base\logの実行結果

cacls インストール先フォルダ\log\COMMANDの実行結果

cacls_jp1base_log_COMMAND.log

cacls 共有フォルダ\jp1base\log\COMMANDの実行結果

cacls インストール先フォルダ\sysの実行結果

cacls_jp1base_sys.log

cacls インストール先フォルダ\sys\eventの実行結果

cacls_jp1base_sys_event.log

cacls インストール先フォルダ\sys\event\serversの実行結果

cacls_jp1base_sys_event_servers.log

cacls インストール先フォルダ\sys\event\servers\defaultの実行結果

cacls_jp1base_sys_event_servers_default.log

cacls 共有フォルダ\jp1base\eventの実行結果

cacls_jp1base_event.log

日立総合インストーラのログファイル

Windowsのインストール先フォルダ\Temp\HCDINST\以下のファイル

左記ファイルのコピーファイル

製品情報ファイル

システムドライブ\Program Files\Hitachi\jp1common\jp1base\jp1base.dat※5

採取元のファイル名と同じファイル名

jp1hosts2情報

インストール先フォルダ\sys\jp1hosts2\以下のファイル

採取元のファイル名と同じファイル名

共有フォルダ\jp1base\sys\jp1hosts2\以下のファイル※2

採取元のファイル名と同じファイル名

jbshosts2exportの実行結果

jbshosts2export_JP1_DEFAULT.log

jbshosts2export -h 論理ホスト名の実行結果※2

jbshosts2export_論理ホスト名.log

統合トレースログの排他制御種別

hntr2getconf -tの実行結果

hntr2conf_f.loghntr2x64conf_f.log

統合トレースログの設定情報

hntr2getconf -f -b -n -s -wの実行結果

hntr2conf_f.loghntr2x64conf_f.log

形名およびバージョン情報

インストール先フォルダ\Version.txt

採取元のファイル名と同じファイル名

ライセンス種別情報

インストール先フォルダ\ProductInfo.txt

採取元のファイル名と同じファイル名

注 イベントサーバインデックスファイル(index)で別パスを指定している場合,および統合トレースログの出力先を変更している場合は,指定したパス,および変更した出力先から直接採取してください。

注※1 資料採取ツールを実行したあとの格納先でのファイル名です。

注※2 論理ホスト(クラスタ)環境の資料を採取する際に採取します。

注※3 イベントDBおよびコマンド実行履歴を採取する場合,ファイルサイズが大きく,資料採取にディスク容量が必要となる場合があります。資料採取する場合,事前にファイルサイズを確認してください。

注※4 インストール時の環境変数「%ALLUSERSPROFILE%」に設定されている値になります。

注※5 x86環境またはx64環境の場合。

(3) JP1/Baseのプロセス一覧

Windowsのタスク マネージャでプロセスの動作状態を確認します。

(4) オペレーション内容

トラブル発生時のオペレーション内容について次に示す情報が必要です。

(5) 画面上のエラー情報

次に示すハードコピーを採取してください。

(6) ユーザーダンプ

JP1/Baseのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,ユーザーダンプを採取してください。

(7) 問題レポートの採取

JP1/Baseのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,問題レポートを採取してください。