18.3.3 bool型
bool型は、true(真)およびfalse(偽)という値を持つデータ型です。trueとfalseの間には、次の関係が成り立ちます。
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「!false」は「true」と同じ意味
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「!true」は「false」と同じ意味
キーワード「bool」を使用すると、bool型変数や定数を宣言し初期化できます。このキーワードは、DEFINEセクションでだけ使用できます。複数の変数を宣言するときは、これらの変数を「,」(コンマ)で区切ってください。
また、キーワード「bool」と組み合わせて、キーワード「const」を使用すると、定数を宣言できます。DEFINEセクションで宣言した定数は、値を参照できるようになりますが、MAINセクションやERRORセクションで値を変更することはできません。
なお、比較によって0と評価された式はfalse、0以外の数値と評価された式はtrueとして解釈されます。
(1) 形式
DEFINE { [const] bool variable_name1 [= true|false] [, variable_name2 [= true|false] ] ; }
(2) 記述例
DEFINE { bool sInvalidPathFlag, sDirectorySetFlag = true; bool SMemoryInsuff = false; bool sEndGUI = false; }
(3) 備考
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bool型変数に割り当てられる値は、integer型、float型のどちらかです。ただし、どちらの場合も正確性を欠くおそれがあるため、文法チェック時に、アウトプットウィンドウに警告メッセージが発行されます。
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すべての変数は、デフォルトでfalseに初期化されます。(2)の例での「sInvalidPathFlag」は、falseで初期化されています。