18.3.2 float型
float型は、32ビット浮動小数点数を含む基本データ型です。float型変数および定数は、+3.40282347e+38〜+1.175494351e-38の絶対値を持てます。
キーワード「float」を使用すると、float型変数または定数を宣言し初期化できます。このキーワードはDEFINEセクションでだけ使用できます。複数の変数を宣言するときは、変数を「,」(コンマ)で区切ってください。
また、キーワード「float」と組み合わせて、キーワード「const」を使用すると、定数を宣言できます。DEFINEセクションで宣言した定数は、値を参照できるようになりますが、MAINセクションやERRORセクションで値を変更することはできません。
(1) 形式
DEFINE { [const] float variable_name1 [= float_constant1] [, variable_name2 [= float_constant2] ] ; }
浮動小数点数には、小数点または指数表現("E"または"e")を含められます。指数部には、"E"または"e"と、その後に整数値を指定します。整数値には符号("+"または"-")を付けられます。浮動小数点定数には、1けた以上の数字が必要で、小数点または指数を指定する必要があります。
(2) 記述例
DEFINE { float DefaultTimeOut = 0.01, DefaultSleep=5.0 ; // 有効 float SleepMax; // 有効 }
(3) 備考
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浮動小数点定数は、10進数でだけ指定できます。
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float型変数に割り当てられる値は、bool型、float型、integer型のどれかです。
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float型変数は、デフォルトで0に初期化されます。(2)の例での「SleepMax」は、0で初期化されています。
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float型で有効なけた数は11です(小数点を含む)。