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JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


17.48 rlyigwsetconf(管理用中継サーバにインターネット接続情報を設定)

機能

管理用中継サーバがインターネットゲートウェイを経由して上位の管理用サーバと接続するように設定するコマンドです。設定情報はインターネット接続設定ファイルに記述します。

また、管理用中継サーバのセットアップ直後の初回の設定時にはインターネット接続設定ファイルのひな型を、すでに設定済みの場合は現在の設定内容のインターネット接続設定ファイルを、それぞれ出力できます。

なお、このコマンドは管理用中継サーバで実行してください。また、管理用中継サーバのセットアップが完了している状態で実行してください。

形式

rlyigwsetconf△{-i△設定ファイル|-o△出力ファイル}[△-s]

引数

-i△設定ファイル

管理用中継サーバに設定するインターネット接続設定ファイルを絶対パスで指定します。パスに半角空白を含む場合はパス全体を「"」で囲んでください。

-o△出力ファイル

管理用中継サーバのセットアップ直後の初回の設定時はインターネット接続設定ファイルのひな型を指定したファイルに出力します。

出力先のファイルパスは絶対パスで指定します。パスに半角空白を含む場合はパス全体を「"」で囲んでください。

-s

ユーザーに問い合わせずに、すべての処理を自動で実行します。

-iを指定した場合は、サービスを停止する確認メッセージは表示せず、サービスを停止します。

-oを指定した場合は、出力先に同名のファイルがすでに存在する場合でも上書きします。

格納先

JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\mgr\bin\

インターネット接続設定ファイルの記述形式

インターネット接続設定ファイルの記述形式については、マニュアル「JP1/IT Desktop Management 2 構築ガイド」の管理用中継サーバをインターネットゲートウェイに接続する手順の説明を参照してください。

注意事項

戻り値

rlyigwsetconfコマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値

説明

0

コマンドが正常に終了しました。

1

指定されたインターネット接続設定ファイルの設定の適用は成功しましたが、JP1_ITDM2_Agent Service、および管理用中継サーバのサービスの開始に失敗しました。

11

コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。

12

指定されたインターネット接続設定ファイルのアクセスエラーです。

15

ファイル出力時のファイルのアクセスエラー、またはディスク容量が不足しています。

31

ほかのコマンドを実行中です。

51

コマンドの実行権限がありません。

54

管理用中継サーバがセットアップされていません。

57

管理用中継サーバ以外で実行されました。

80

指定されたインターネット接続設定ファイルの形式が不正です。または、インターネット接続設定ファイルにアクセスできません。

101

メモリ不足でコマンド実行に失敗しました。

102

サービスの停止に失敗しました。

150

そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。

使用例

管理用中継サーバに現在設定されているインターネットゲートウェイへの接続情報をC:¥temp¥inetcon.confにインターネット接続設定ファイルとして出力する場合の使用例を次に示します。

rlyigwsetconf -o C:¥temp¥inetcon.conf

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