17.26 importdb(バックアップデータのリストア)
管理用サーバが管理するデータをバックアップ取得時の状態に復元(リストア)するimportdbコマンドについて説明します。
機能
ディスク障害などが発生した場合に、管理用サーバが管理するデータをバックアップ取得時の状態に復元します。データの復元には、exportdbコマンドで取得したバックアップファイルを使用します。
なお、このコマンドは管理用サーバで実行してください。
形式
importdb[△-f△データ格納フォルダ名][△-w△作業用フォルダ名][△-s]
引数
- -f△データ格納フォルダ名
-
復元する時点のバックアップファイルが格納されているフォルダを絶対パスで指定します。指定できるフォルダは、ローカルドライブのフォルダだけです。
空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名は末尾の「\」を除いて150バイト以内で指定してください。また、使用できる文字は、半角英数字、半角スペース、および次に示す半角記号です。
「#」、「(」、「)」、「.」(ピリオド)、「@」、「\」
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ名にこれらの文字以外の文字を使用している場合は、この引数を必ず指定してください。
この引数を指定した場合、および省略した場合に、コマンド実行時にデータの復元に使用されるデータ格納先フォルダを次に示します。
- 引数を指定した場合
-
引数で指定したフォルダをデータ格納先フォルダとして使用します。
- 引数を省略した場合
-
次のフォルダ下にあるフォルダのうち、フォルダ名から最新のデータ格納先フォルダを判断して使用します。
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\mgr\backup\
例えば、「\20110101023000」、「\20110102023000」、および「\20110103023000」のフォルダがある場合、「\20110103023000」フォルダが復元に使用するデータ格納先フォルダになります。
- -w△作業用フォルダ名
-
バックアップ取得時の状態に復元するときに使用する作業用フォルダを絶対パスで指定します。指定できるフォルダは、ローカルドライブのフォルダだけです。作業用フォルダのドライブには、10,000台の機器を管理する場合は10ギガバイト以上の空き容量が必要です。
空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名は末尾の「\」を除いて150バイト以内で指定してください。また、使用できる文字は、半角英数字、半角スペース、および次に示す半角記号です。
「#」、「(」、「)」、「.」(ピリオド)、「@」、「\」
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ名にこれらの文字以外の文字を使用している場合は、この引数を必ず指定してください。指定したフォルダがない場合はエラーとなります。
この引数を省略した場合は、次に示すフォルダが作業用フォルダとなります。
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\mgr\temp
- -s
-
管理用サーバのサービスの停止(stopserviceコマンド)、バックアップからのリストア(importdbコマンド)、および管理用サーバのサービスの開始(startserviceコマンド)を自動で実行する場合に指定します。
格納先
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ\mgr\bin\
JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。
注意事項
-
このコマンドは、管理用サーバのセットアップが完了し、かつ管理用サーバが停止している状態で実行してください。
-
このコマンドは、同時に複数実行できません。
-
このコマンドは、次のコマンドと同時に実行できません。
-
exportdb
-
ioassetsfieldutil export
-
ioassetsfieldutil import
-
ioutils exportasset
-
ioutils exportassetassoc
-
ioutils exportdevice
-
ioutils exportdevicedetail
-
ioutils exportfield
-
ioutils exportfilter
-
ioutils exportoplog
-
ioutils exportpolicy
-
ioutils exporttemplate
-
ioutils exportupdategroup
-
ioutils exportupdatelist
-
ioutils importasset
-
ioutils importassetassoc
-
ioutils importexlog
-
ioutils importfield
-
ioutils importfilter
-
ioutils importpolicy
-
ioutils importtemplate
-
ioutils importupdategroup
-
ioutils importupdatelist
-
reorgdb
-
startservice
-
stopservice
-
updatesupportinfo
-
deletenwgroup
-
deletepackage
-
distributelicense
-
rlyigwsetconf
-
-
引数「-s」は、クラスタ環境では指定できません。この引数を指定した場合、コマンドはエラーになります。
戻り値
importdbコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
1 |
バックアップからのリストアに成功しましたが、管理用サーバの自動開始に失敗しました。 |
11 |
コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
12 |
指定されたデータ格納フォルダが不正、またはフォルダがありません。 |
13 |
指定されたデータ格納フォルダに、バックアップファイルがありません。 |
14 |
指定された作業用フォルダが不正、またはフォルダがありません。 |
15 |
ディスク容量が不足しています。 |
31 |
ほかのコマンドを実行中です。 |
34 |
データベースの開始に失敗しました。 |
35※ |
コマンド実行時に管理用サーバが開始処理中です。 |
36 |
コマンド実行時にデータベースが停止処理中です。 |
51 |
コマンドの実行権限がありません。 |
52 |
クラスタ環境で、引数「-s」が指定されています。 |
53 |
管理用サーバが停止していません。 |
54 |
管理用サーバがセットアップされていません。 |
55 |
デフォルトのデータ格納フォルダおよび作業用フォルダが使用できません。 |
56 |
古いバージョンのバックアップ情報です。 |
61 |
操作ログのバックアップ先フォルダに接続できません。 |
62 |
操作ログのバックアップ先フォルダにログインできません。 |
63 |
操作ログ関連のフォルダ容量が不足しています。 |
64 |
そのほかのエラーで操作ログのリストアが中断しました。 |
101 |
バックアップからのリストアに失敗しました。 |
102 |
管理用サーバの自動停止に失敗しました。 |
110 |
ライセンスに問題があるためコマンドの実行に失敗しました。 |
150 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
注※ 引数「-s」を指定した場合の戻り値です。
使用例
2011年1月3日2時30分00秒にバックアップを取得した時点のデータ(バックアップ格納先フォルダ:C:\tmp\backup\20110103023000)を使用し、管理用サーバのサービスの停止、バックアップからのリストア、および管理用サーバのサービスの開始を自動で実行する場合のコマンドの使用例を示します。
importdb -f C:\tmp\backup\20110103023000 -s
関連リンク