7.6.6 ファイル転送時のセキュリティ設定をする手順
安全にファイルを転送するために、セキュリティの設定ができます。ファイル転送でのセキュリティには、次の2種類があります。
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転送データの暗号化
ネットワーク上に転送されるデータは、そのままでは第三者によって内容が漏えいするおそれがあります。そこで、データを暗号化することで、コントローラとリモコンエージェント間でのファイルの内容を、第三者から守れます。
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ファイルへのアクセス権の設定
[ファイル転送]ウィンドウでは、コントローラからも対象のコンピュータと同じアクセスができます。このため、業務用のサーバで誤ってファイルを操作してしまうことなどを防ぐために、コントローラからのアクセス権を設定できます。
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[リモートコントロール]ウィンドウのツールバーで[環境の設定]ボタン(
)をクリックします。
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表示されるダイアログの[高速化]タブで、[転送データを暗号化する]をチェックして[OK]ボタンをクリックします。
転送されるデータが暗号化されます。
なお、暗号化を設定すると、コントローラとコンピュータにかぎのアイコンが表示されます。
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設定画面の[エージェント]−[Windowsエージェント設定とインストールセットの作成]を選択し、表示されたエージェント設定一覧から変更したいエージェント設定の[編集]ボタンをクリックします。
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[エージェント設定の編集]ダイアログの[リモートコントロールの設定]−[ファイル転送]で、[ファイルへのアクセス権]を設定します。
設定したアクセス権に従って、コントローラ側からのファイルへのアクセスが制限されます。
アクセス権には読み取りと書き込みがあります。これらのアクセス権の設定によって、実行できるファイル操作が異なります。例えば、読み取りの権限だけ設定した場合、コンピュータにファイルを送信しようとするとエラーメッセージが表示されます。