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JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


4.4.3 複数サーバ構成

統括管理用サーバおよび複数の管理用中継サーバによって階層化されたシステムを複数サーバ構成と呼びます。管理者や管理用サーバの負荷を分散したり、NAT環境での運用に対応したりできます。複数サーバ構成では、統括管理用サーバを1階層目として、7階層までシステムを階層化できます。

次のような環境でJP1/IT Desktop Management 2を運用したい場合は、複数サーバ構成でシステムを構築してください。

複数サーバ構成では、基本構成と同様に中継システムを設置できます。中継システムは接続先の管理用サーバの1階層下に属すると見なされます。中継システムを設置すると、中継システムが属する階層よりも下の階層には、管理用中継サーバを設置できなくなります。また、7階層目の管理用中継サーバには中継システムを設置できません。中継システムを含むシステム構成の概要については「4.4.2 基本構成」を参照してください。

複数サーバ構成を次の図に示します。

[図データ]

1台の管理用サーバに接続できる管理用中継サーバは100台までです。

1台の管理用中継サーバでは、30,000台まで管理できます。

管理用中継サーバのホスト名の制限事項

統括管理用サーバの直下のホストから最下位のホストまでのホスト名を合計した長さ(ホスト名とホスト名の間の区切り文字を含む)が255バイト以内になるように、中継システムおよび管理用中継サーバのホスト名を設定する必要があります。