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JP1 Version 13 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


2.17 フィルタの利用

フィルタを利用すると、条件を指定して一覧に表示される情報を絞り込めます。

フィルタは、「簡易フィルタ」と「詳細フィルタ」の2種類があります。

簡易フィルタ

簡易フィルタは、用意されたフィルタ項目から一覧に表示したい条件を選択するフィルタです。一覧の上部に表示されているフィルタ項目のプルダウンメニューで、表示したい情報の条件を選択して、素早く情報を絞り込めます。

[図データ]

詳細フィルタ

詳細フィルタは、複数の詳細な条件を組み合わせて設定できるフィルタです。簡易フィルタだけでは目的の情報を絞り込めない場合に、詳細フィルタを利用してください。

詳細フィルタには、JP1/IT Desktop Management 2が提供するフィルタ項目があります。メニューエリアの[フィルタ]に表示されるフィルタを選択すると、表示している画面に対してフィルタを適用できます。

[図データ]

上の図では、資産画面の[ハードウェア資産]−[資産一覧(部署)]画面に表示される一覧に対して、[PC]のフィルタを適用しています。どの画面に対してどのフィルタを適用しているかは、メニューエリアの左側に青い線で表示されます。

また、任意の条件を指定した詳細フィルタを追加できます。メニューエリアの[フィルタ]にマウスカーソルを合わせて、[図データ]をクリックしてください。フィルタ名を入力すると、[フィルタ条件の編集]ダイアログが表示され、目的に応じてさまざまな条件を設定できます。例えば、リプレース対象のコンピュータを絞り込むために、[登録日時]が3年以上前かつ[OS]がWindows 7 などの条件を設定できます。

ヒント

よく業務で使用するフィルタ条件を保存しておくと、毎回条件を指定する手間が省けます。保存したフィルタ条件は、メニューエリアで選択することで一覧に適用できます。

ヒント

資産情報のフィルタ条件を設定する場合、[すべてのハードウェア資産項目]を利用すると任意の文字列を含む資産情報を表示できます。

ヒント

フィルタ条件には「すべてを含む」または「どれかを含む」検索ができます。

検索したい任意の文字列を半角スペースで区切って列挙することができます。また、半角スペースまたは半角スペースを含んだ文字列を検索する場合は、文字列をダブルクォーテーションで括ります。

なお、[フィルタ条件の編集]ダイアログは、[図データ]ボタンをクリックしても表示できます。

フィルタを適用すると、一覧の上部の[フィルタ:OFF]が[フィルタ:ON]に変わり、緑色のランプが点灯します。また、絞り込まれた台数が表示されます。

フィルタを解除するには、[図データ]ボタンをクリックしてください。表示が[フィルタ:OFF]に変わり、条件が解除されます。

ヒント

詳細フィルタの条件は、コマンドを実行してエクスポートおよびインポートできます。

関連リンク

〈この節の構成〉