2.3.7 ユーザーアカウントの管轄範囲
JP1/IT Desktop Management 2のユーザーアカウントには、管理者が担当する部門に合わせて管轄範囲を設定できます。社内全体の機器数が多く、管理者1人ではすべての機器の管理が行き届かない場合、部門ごとに管理者を割り当てます。そうすると、部門ごとに割り当てられた管理者は、部門管理者として、部門に限定した機器、ハードウェア資産などを表示して管理できます。
なお、リモートインストールマネージャを使用した配布は、管轄範囲の設定の対象外です。
ユーザーアカウントに管轄範囲を設定してそれぞれの管理者に割り当てる例を、次の図に示します。
- 管理者
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社内全体のシステムを管理します。管轄範囲を限定しないユーザーアカウントを割り当てることで、すべての部門の情報を表示できます。
- 部門管理者
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特定の部門のシステムを管理します。管轄範囲を担当部門に限定したユーザーアカウントを割り当てることで、担当部門の情報だけを表示できます。
- 重要
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API権限を設定しているユーザーアカウントには管轄範囲を設定できません。