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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications


7.1.9 [実行定義確認]画面

[実行定義確認]画面では,実行定義内容の確認ができます。

[実行定義確認]画面は,左側の実行定義エリアと右側の定義確認エリアから構成されます。[実行定義確認]画面の画面構成を次に示します。

図7‒15 [実行定義確認]画面の画面構成

[図データ]

表7‒1 画面構成要素

構成要素

説明

参照先

実行定義エリア

実行定義画面で表示している定義内容が表示されます。

(1) 実行定義エリア」を参照してください。

定義確認エリア

実行定義エリアの設定を確認します。共通操作エリア,フローチャートエリア,確認エリアから構成されます。

(2) 定義確認エリア」を参照してください。

共通操作エリア

定義確認エリアで使用する共通エリアです。

(a) 共通操作エリア」を参照してください。

フローチャートエリア

実行定義の処理の流れを視覚的に確認します。

(b) フローチャートエリア」を参照してください。

確認エリア

変数一覧エリア,詳細エリアから構成されます。

(c) 確認エリア」を参照してください。

変数一覧エリア

実行定義エリアから変数を自動で抽出します。

確認エリアで使用する変数に値を設定し,変数を解決する設定をします。

(c) 確認エリア」の「■変数一覧エリア」を参照してください。

詳細エリア

定義表示エリア,確認詳細エリアから構成されます。

(c) 確認エリア」の「■詳細エリア」を参照してください。

定義表示エリア

フローチャートで選択したノードに応じた実行定義エリアの設定内容が表示されます。

確認詳細エリア

変数を解決したコマンドが表示されます。

変数の値やコマンドの戻り値を基に分岐の判定をします。

[実行定義確認]画面の表示項目を次に示します。

図7‒16 [実行定義確認]画面

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 実行定義エリア

実行定義エリアの表示項目の詳細は,「7.1.8 [実行定義]画面」を参照してください。

(2) 定義確認エリア

定義確認エリアは,共通操作エリア,フローチャートエリア,および確認エリアから構成されます。それぞれのエリアの表示項目を次に示します。

(a) 共通操作エリア

共通操作エリアの表示項目を次に示します。

図7‒17 共通操作エリア

[図データ]

[更新]ボタン

[実行定義確認]画面で定義内容を確認中に実行定義エリア内の実行定義の内容を編集した際,その編集内容を定義確認エリアに反映させる場合に[更新]ボタンをクリックします。

[更新]ボタンをクリックすると実行定義エリアの各項目の入力チェックを,上から順に実施します。各項目に問題がない場合,次に示す更新ダイアログが表示されます。問題がある項目が見つかった時点で一つ目のエラーのメッセージが表示されます。

図7‒18 更新ダイアログ

[図データ]

  • [すべてを更新]ラジオボタン

    クリックするとフローチャートエリア,変数一覧エリアおよび詳細エリアは更新および初期化されます。

  • [変数値以外を更新]ラジオボタン

    クリックするとフローチャートエリアおよび詳細エリアが更新および初期化されます。ただし,変数一覧エリアの変数名は更新されますが,変数名に該当する変数値は更新しません。

    なお,変数定義一覧に変数がない,または変数値が設定されていない場合は,非活性になります。

どちらかのラジオボタンを選択して,[OK]ボタンまたは[キャンセル]ボタンをクリックします。

  • [OK]ボタン

    クリックすると更新処理を実行します。

  • [キャンセル]ボタン

    クリックすると更新の操作をキャンセルし,更新前の表示に戻ります。

(b) フローチャートエリア

実行定義の処理の流れをフローチャートで表示します。フローチャートエリアを折りたたみたい場合は,右側にあるボタンをクリックします。なお,フローチャートの表示は,実行定義エリアの設定内容に応じて変わります。

フローチャートの画面例を次の図に示します。

図7‒19 フローチャートの画面例

[図データ]

フローチャートで使用する記号について説明します。ここでは,次の表の項番2から項番5をノードと呼び,項番6と項番7をエッジと呼びます。

表7‒2 フローチャートで使用する記号

項番

記号

名称

説明

1

[図データ]

処理名

ノードのグループで,各ノードが実行定義のどの処理に該当するかを表します。

処理名には,実行開始処理,終了確認処理,後処理(正常終了時),後処理(異常終了時),ジョブの出力処理のどれかが該当します。

2

[図データ]

プロセス

分岐がない処理を表します。

3

[図データ]

分岐

判定結果によって分岐する処理を表します。分岐の条件を表示します。

4

[図データ]

繰り返し開始

繰り返し処理の開始を表します。

5

[図データ]

繰り返し終了

繰り返し処理の終了を表します。

6

[図データ]

矢印

処理の流れに沿って,ノード間をつなぎます。分岐または処理が繰り返されるときに使用されます。

7

[図データ]

処理の流れに沿って,ノード間をつなぎます。矢印以外の個所で使用されます。

次に,各ノードの役割について説明します。

表7‒3 各ノードの役割

項番

ノードの役割

説明

1

実行コマンド

実行定義エリアで設定した変数を含むコマンドライン,実行時の環境変数に対して,変数定義一覧で定義した値で置換します。変数解決した状態のコマンドライン,実行時の環境変数を確認します。

2

戻り値判定

実行定義エリアで設定した値とコマンドの戻り値を比較し,正常か異常かを判定します。

3

処理正常終了判定

実行定義エリアで設定した値と変数の値を比較し,正常か異常か継続かを判定します。

4

処理継続判定

実行定義エリアで設定したリトライ条件の値と変数の値を比較し,異常か継続かを判定します。

5

繰り返し判定

実行定義エリアで設定した繰り返し回数と,変数の値を比較し,異常か継続かを判定します。

6

標準出力処理

変数解決した状態の標準出力処理を確認します。

7

標準エラー出力処理

変数解決した状態の標準エラー処理を確認します。

■ フローチャートエリアから実行定義エリア,および詳細エリアへの連動

フローチャートのノードをクリックすると,実行定義エリアが対応する個所へ自動でジャンプします。

また,ノードの処理名とノードの役割に応じて詳細エリアを切り替えます。

詳細エリアの表示項目については,「(c) 確認エリア」の「■詳細エリア」を参照してください。

(c) 確認エリア

確認エリアは,変数一覧エリアおよび詳細エリアから構成されます。それぞれのエリアの表示項目を次に示します。

■ 変数一覧エリア

変数一覧には,実行定義エリアの各項目で参照しているCSA変数の一覧を表示します。変数の種類に応じて枠や背景色,文字色が異なります。

変数一覧エリアの画面と表示項目を次の図に示します。

図7‒20 変数一覧エリア

[図データ]

「(4)確認途中で入力する変数(標準出力の格納先変数など)」には,詳細エリア「実行コマンド」での確認が終わってから変数値を入力してください。コマンドラインの実行結果を得る前に入力すると,詳細エリアでの[展開]ボタンや[判定]ボタンをクリックした結果がジョブ実行時と異なる場合があります。

変数名

実行定義で使用されている変数名(「?CSA任意の文字列?」の形式)が表示されます。

表示対象となる定義項目について次の表に示します。

表7‒4 表示対象となる定義項目

項番

定義項目

表示対象

1

定義名

×

2

説明

×

3

JP1資源グループ

×

4

パラメーター変数設定

AJS3 - View のカスタム入力項目で追加したCSA変数

×

5

実行先ホストの環境変数で追加したCSA変数

×

6

実行開始処理

コマンドライン

7

実行時の環境変数

8

格納先変数名

×

9

異常終了条件の条件

10

異常終了条件の値

×

11

ジョブの戻り値

×

12

処理正常終了条件(変数)

13

処理正常終了条件(値)

14

ジョブの戻り値

×

15

終了確認処理

コマンドライン

16

実行時の環境変数

17

格納先変数名

×

18

異常終了条件の条件

19

異常終了条件の値

×

20

ジョブの戻り値

×

21

処理正常終了条件(変数)

22

処理正常終了条件(値)

23

ジョブの戻り値

×

24

リトライ条件の値

25

繰り返し間隔

×

26

繰り返し回数

×

27

ジョブの戻り値(繰り返し満了時)

×

28

ジョブの戻り値(異常時)

×

29

後処理(正常終了時)

コマンドライン

30

実行時の環境変数

31

格納先変数名

×

32

異常終了条件の条件

33

異常終了条件の値

×

34

ジョブの戻り値

×

35

後処理(異常終了時)

コマンドライン

36

実行時の環境変数

37

ジョブの出力処理

ジョブの標準出力処理設定

38

ジョブの標準エラー出力処理設定

(凡例)

〇:変数名が設定されている場合変数定義一覧の表示対象

×:変数定義一覧の表示対象外

−:入力不可

注※

変数の宣言であるため,表示の対象外です。ただし,変数の設定可否が「〇」の項目が参照している場合は表示されます。

変数値

変数に設定する値を設定します。

変数値の初期値を次の表に示します。

表7‒5 変数値の初期値

変数の種類

変数名

配列形式

編集可否

初期値

システム予約変数

?CSASUUID?

×

確認画面表示時に生成されたUUID形式の値

?CSASSTARTDAY?

×

確認画面表示のシステム日付の情報

?CSASSTARTTIME?

×

確認画面表示時のシステム時刻の情報

認証定義の変数

?CSAAIDINFO?

?CSAAPWDINFO?

?CSAAINF1?

?CSAAINF2?

?CSAAINF3?

空文字

接続定義の変数

「?CSAC」で始まる変数

実行定義の変数

「?CSAE」で始まる変数

(凡例)

〇:配列指定可能

−:配列指定対象外

◎:編集可能

×:編集不可

注※

認証定義で使用される変数は,内容が隠された状態で表示されます。

ブラウザーによっては,利用者の操作で内容を確認できます。

変数名に誤りがある場合,該当の変数値に次のエラーメッセージが表示され,変数を解決する際には「空文字」として解決します。

  • 変数名の形式が不正です

    要因1:変数名「?CSA任意の文字列?」の任意の文字列部分に誤りがある

    (例):?CSACa?

    要因2:変数名「?CSA任意の文字列[任意の番号]?」の任意の文字列部分は正しいが,任意の番号部分に誤りがある

    (例):?CSAE1[01]?

    要因3:変数名「?CSA任意の文字列?」および「?CSA任意の文字列[任意の番号]?」の形式で表示されているが,実行定義では「0A(LF)」「09(タブ文字)」が含まれている

    (例):実行定義の標準出力で「?CSAE10A(LF)?」と定義されている

  • 参照方法が混在しています (?CSA任意の文字列?, ?CSA任意の文字列[任意の番号])

    要因:変数名「?CSA任意の文字列?」の任意の文字列部分が同じ変数を,配列の指定なしと指定ありの両方の形式で指定している

    (例):「?CSAC1?」と「?CSAC1[0]?」を指定している

  • 参照方法が不正です

    要因:配列で指定できない変数(システム予約変数,認証定義の変数)を配列で指定している

    (例):?CSASUUID[0]?

  • パラメーター変数として未定義です

    要因:変数名「?CSA任意の文字列?」の任意の文字列部分は正しいが,変数をパラメーター変数設定にも標準出力の格納先変数名にも定義していない

    (例):「?CSAE1?」を設定しているが,「?CSAE1?」をパラメーター変数設定にも標準出力の格納先変数名にも定義していない

  • 標準出力格納変数として未定義です

    要因:変数名「?CSA任意の文字列[任意の番号]?」の任意の文字列部分と任意の番号部分は正しいが,変数をパラメーター変数設定にも標準出力の格納先変数名にも定義していない

    (例):「?CSAE1[0]?」を設定しているが,「?CSAE1?」をパラメーター変数設定にも標準出力の格納先変数名にも定義していない

  • 定義と参照で形式が不一致です

    要因1:変数名「?CSA任意の文字列?」の任意の文字列部分は正しいが,変数をパラメーター変数設定に定義していない

    (例):「?CSAE1?」を設定しているが,「?CSAE1?」をパラメーター変数設定ではなく標準出力の格納先変数名に定義している

    要因2:変数名「?CSA任意の文字列[任意の番号]?」の任意の文字列部分と任意の番号部分は正しいが,変数を標準出力の格納先変数名に定義していない

    (例):「?CSAE1[0]?」を設定しているが,「?CSAE1?」を標準出力の格納先変数名ではなくパラメーター変数設定に定義している

入力値に制御文字が含まれている場合は,入力時に削除します。削除対象の制御文字は00〜08,0A〜1F,7F〜9F,Unicode制御文字(\u200E\u200F\u200D\u200C\u202A\u202D\u202E\u202C\u206E\u206F\u206B\u206A\u206D\u206C\u001E\u001F\u202B)です。ただし,複数行入力できる変数値については「0A(LF)」を削除しません。

[エクスポート]ボタン

クリックすると変数定義一覧に定義されている情報をJSON形式でファイル(slexecdef_VariableListExport_YYYYMMDD_HHMM.txt)に出力します。

YYYYMMDD:エクスポートしたときのシステム日付

HHMM:エクスポートしたときのシステム時刻

エクスポート対象を次の表に示します。

表7‒6 エクスポート対象

項番

変数の種類

エクスポート可否

1

システム予約変数

2

認証定義の変数

×

3

接続定義の変数

4

実行定義の変数

5

項番1〜4以外

×

(凡例)

〇:エクスポート可能

×:エクスポート不可

[インポート]ボタン

クリックすると画面に反映するファイルを選択する「開く」ダイアログが表示されます。ファイルを選択すると,変数定義一覧に反映されます。

選択できるファイルは,上記の[エクスポート]ボタンでエクスポートしたファイルに限ります。インポート時に読み込んだファイルが上記以外の場合,KNBB2006-Eメッセージを出力して,インポートを中断します。

なお,インポートした時点で変数定義一覧に表示している変数名に対応する変数値をインポートします。

インポートファイルに同一の変数名が存在する場合は,最初に定義されている変数値が対象です。

また,インポートファイルの情報が次の場合は,エラーにはせず,無視してインポート処理を続行します。

  • JSON形式であるが,必要な情報以外が含まれる。

  • すべての変数名が変数定義一覧に存在しない。

  • 変数名が変数定義一覧に存在するが,変数定義一覧では1行の入力しか許可しない変数に対して,インポートファイル内の変数値が2行以上設定されている。

■ 詳細エリア

詳細エリアは,左側の定義表示エリアと右側の確認詳細エリアから構成されます。なお,処理およびノードによって詳細エリアに表示される項目が異なります。それぞれの処理およびノードごとの詳細エリアの表示項目について次の表に示します。

表7‒7 処理およびノードごとの詳細エリアの表示項目

項番

処理名

ノード

詳細エリア

1

実行開始処理

実行コマンド

(3) 詳細エリア(実行コマンドの場合)」を参照してください。

2

戻り値判定

(4) 詳細エリア(戻り値判定の場合)」を参照してください。

3

処理正常終了判定

(5) 詳細エリア(処理正常終了判定の場合)」を参照してください。

4

終了確認処理

実行コマンド

(3) 詳細エリア(実行コマンドの場合)」を参照してください。

5

戻り値判定

(4) 詳細エリア(戻り値判定の場合)」を参照してください。

6

処理正常終了判定

(5) 詳細エリア(処理正常終了判定の場合)」を参照してください。

7

処理継続判定

(6) 詳細エリア(処理継続判定の場合)」を参照してください。

8

繰り返し判定

(7) 詳細エリア(繰り返し判定の場合)」を参照してください。

9

後処理(正常終了時)

実行コマンド

(3) 詳細エリア(実行コマンドの場合)」を参照してください。

10

戻り値判定

(4) 詳細エリア(戻り値判定の場合)」を参照してください。

11

後処理(異常終了時)

実行コマンド

(3) 詳細エリア(実行コマンドの場合)」を参照してください。

12

ジョブの出力処理

ジョブの標準出力処理

(8) 詳細エリア(ジョブの標準出力処理の場合)」を参照してください。

13

ジョブの標準エラー出力処理

(9) 詳細エリア(ジョブの標準エラー出力処理の場合)」を参照してください。

変数値の解決は,「4.3.1 サービス連携ジョブ情報の定義で使用する変数」に従います。なお,サービス連携ジョブの実行先Agentホストのバージョンによる次の注意事項があります。

重要

変数名の記載形式が「?CSA〜[*]?」のとき,詳細エリアでは全行を展開します。サービス連携ジョブ実行時の実行先Agentホストのバージョン別の出力は,次のとおりです。

  • 13-50以降の場合

    固定で全行出力されます。

  • 13-10以前の場合

    空文字となります。

次にノード別の詳細エリアの画面と表示項目を示します。

「詳細:処理名」の処理名には,ノードに対するフローチャートエリアの処理名が表示されます。

(3) 詳細エリア(実行コマンドの場合)

ノードが「実行コマンド」の場合の詳細エリアの画面と表示項目を次に示します。

図7‒21 詳細エリア(ノードが「実行コマンド」の場合)

[図データ]

(a) 定義表示エリア

コマンドラインおよび実行時の環境変数の定義が表示されます。

[展開]ボタンをクリックしたあとに変数の解決をした変数名,およびエスケープ対象(「@CSA(」から「)ASC@」まで)は赤字で表示されます。

コマンドライン

実行定義のコマンドラインが表示されます。

実行時の環境変数

実行定義の実行時の環境変数が表示されます。

OSを選択し「展開」を押してください

次に示すラジオボタンからコマンドラインを実行するOSを選択します。選択したOSに応じた展開結果が表示されます。

  • [Windows]ラジオボタン

  • [Linux]ラジオボタン

[展開]ボタン

クリックすると確認詳細エリアにコマンドラインおよび実行時の環境変数の展開結果が表示されます。

(b) 確認詳細エリア

定義表示エリアの[展開]ボタンがクリックされると,コマンドラインおよび実行時の環境変数の展開結果が表示されます。

コマンドライン

変数の解決およびエスケープ対象をエスケープしたコマンドラインが表示されます。なお,認証定義で使用される変数を解決した場合は,「***」(半角アスタリスク3つ)で表示されます。展開ボタンをクリックしたタイミングで,選択したOSがWindowsの場合は,先頭に「cmd.exe /c ;」が表示されます。

次の項目は,赤字で表示されます。

  • 変数の解決をした値

  • エスケープ対象(「@CSA(」から「)ASC@」まで)としてエスケープした値

  • 選択したOSがWindowsの場合の先頭の「cmd.exe /c ;

展開されたコマンドラインの実行結果とジョブ実行時の結果は,運用環境により一致しない場合があります。

展開例を次に示します。

[図データ]

[図データ]]ボタン

クリップボードにコマンドラインをコピーします。認証定義で使用される変数を解決した値は,実際の変数の値でクリップボードに貼り付けられます。クリップボードには認証情報=セキュリティ情報がそのまま貼り付けられますので,ご注意ください。

[展開]ボタンをクリックして展開先にデータが表示されると,活性化します。

実行時の環境変数

変数の解決をした実行時の環境変数が表示されます。認証定義で使用される変数を解決した場合は,「***」(半角アスタリスク3つ)で表示されます。変数の解決をした値は赤字で表示されます。

また,展開ボタンをクリックしたタイミングで,選択したOSに応じて「環境変数名=環境変数の値」の前に次の内容が表示されます。

  • Windowsを選択した場合:「SET

  • Linuxを選択した場合:「export

展開例を次に示します。

OSの選択でWindowsが選択されている場合
SET 環境変数名=環境変数の値
OSの選択でLinuxが選択されている場合
export 環境変数名=環境変数の値
[図データ]]ボタン

クリップボードに実行時の環境変数をコピーします。認証定義で使用される変数を解決した値は,実際の変数の値でクリップボードに貼り付けられます。クリップボードには認証情報=セキュリティ情報がそのまま貼り付けられますので,ご注意ください。

[展開]ボタンをクリックして展開先にデータが表示されると,活性化します。

メッセージ表示欄

変数定義一覧に格納先変数名が表示されている場合,コマンド実行後に次のメッセージが表示されます。メッセージに従い,コマンドの標準出力を変数定義一覧へ入力してください。

コマンド実行後に変数定義一覧の変数名「変数名」の変数値にコマンドの標準出力を入力してください。

変数名:定義されている格納先変数名

[次は[処理名 ノード]]リンク

定義で次に有効になるノードのリンクが表示されます。

クリックすると処理名のノードに応じて確認詳細エリアの切り替え,フローチャートのノードの現在値を切り替え実行定義エリアの対応する個所へ自動ジャンプします。

(4) 詳細エリア(戻り値判定の場合)

ノードが「戻り値判定」の場合の詳細エリアの画面と表示項目を次に示します。

図7‒22 詳細エリア(ノードが「戻り値判定」の場合)

[図データ]

(a) 定義表示エリア

異常終了条件の戻り値の定義が表示されます。

異常終了条件

実行定義で指定しているコマンド終了判定の異常終了条件が,次の形式で表示されます。

戻り値△異常終了条件の条件比較演算子)△異常終了条件の値

比較演算子は次のどれかです。

=,!=,<,>,<=,>=

(凡例)

△:空白文字(半角スペース)

異常時の設定
ジョブの戻り値

実行定義で指定している異常時の設定のジョブの戻り値が表示されます。

(b) 確認詳細エリア

コマンドの戻り値を指定し[判定]ボタンをクリックすると,判定結果が表示されます。判定結果から正常処理となるか,異常処理となるかを確認できます。

コマンドの戻り値

コマンドの戻り値を-2,147,483,648〜2,147,483,647の数値で指定します。

比較演算子 数値

実行定義で指定している異常終了条件の条件(比較演算子)と異常終了条件の値が次の形式で表示されます。

異常終了条件の条件(比較演算子)異常終了条件の値

比較演算子は次のどれかです。

=!=<><=>=

(凡例)

 △:空白文字(半角スペース)

[判定]ボタン

クリックすると「コマンドの戻り値」に対して正しい値が入力されているかチェックをします。誤っている場合は次のエラーのメッセージが出力されます。

  • 未入力時

    KNBB2001-E コマンドの戻り値を指定してください

  • 数値以外または数値が範囲外

    KNBB2003-E コマンドの戻り値には-2147483648 - 2147483647の値を入力してください

正しい数値が入力されていた場合,判定結果が表示されます。

判定結果

戻り値判定の結果が表示されます。

  • 正常の場合

    [図データ]

  • 異常の場合

    [図データ]

  • [判定]ボタンをクリックする前,および[判定]ボタンをクリックしたあとに,[コマンドの戻り値]を変更した場合

    空文字

[次は[処理名 ノード]]リンク

判定結果が,「正常」または「異常」の場合,定義で次に有効になるノードのリンクが表示されます。判定結果が空文字の場合は,表示されません。

クリック時の動作は「(3)(b) 確認詳細エリア」の「[次は[処理名 ノード]]リンク」を参照してください。

(5) 詳細エリア(処理正常終了判定の場合)

ノードが「処理正常終了判定」の場合の詳細エリアの画面と表示項目を次に示します。

図7‒23 詳細エリア(ノードが「処理正常終了判定」の場合)

[図データ]

(a) 定義表示エリア

処理正常終了条件の定義が表示されます。

処理正常終了条件
変数

実行定義で指定している処理正常終了条件を判定する変数名が表示されます。

実行定義で指定している処理正常終了条件を判定する値が表示されます。

異常時の設定
ジョブの戻り値

実行定義で指定している異常時の設定のジョブの戻り値が表示されます。

(b) 確認詳細エリア

[変数定義一覧]に変数値が正しく設定されているかを確認し[判定]ボタンをクリックすると,処理正常終了条件の値に合致するかどうかの判定結果が表示されます。

変数の値

定義表示エリアの変数名に従って,[変数定義一覧]の変数値から抜き出した値が表示されます。認証定義で使用される変数を解決した場合は,「***」(半角アスタリスク3つ)で表示されます。

[判定]ボタン

クリックすると判定結果に応じて,判定結果が表示されます。

判定結果

処理正常終了判定の結果が表示されます。

  • [変数の値]が定義の[値]に合致する場合

    [図データ]

  • [変数の値]が定義の[値]に合致しない場合

    [図データ]

  • [判定]ボタンをクリックする前,および[判定]ボタンをクリックしたあとに,[変数定義一覧]の該当する変数に設定した変数値を変更した場合

    空文字

[次は[処理名 ノード]]リンク

判定結果が,「正常」または「異常」の場合,定義で次に有効になるノードのリンクが表示されます。判定結果が空文字の場合は,表示されません。

クリック時の動作は「(3)(b) 確認詳細エリア」の「[次は[処理名 ノード]]リンク」を参照してください。

(6) 詳細エリア(処理継続判定の場合)

ノードが「処理継続判定」の場合の詳細エリアの画面と表示項目を次に示します。

図7‒24 詳細エリア(ノードが「処理継続判定」の場合)

[図データ]

(a) 定義表示エリア

処理継続判定条件の定義が表示されます。

処理継続条件
変数

実行定義で指定している処理継続を判定する変数名が表示されます。

リトライ条件の値

実行定義で指定している処理継続を判定するリトライ条件の値が表示されます。

異常時の設定
ジョブの戻り値

実行定義で指定している異常時の設定のジョブの戻り値が表示されます。

(b) 確認詳細エリア

[変数定義一覧]に変数値が正しく設定されているかを確認し[判定]ボタンをクリックすると,リトライ条件の値に合致するかどうかの判定結果が表示されます。

変数の値

定義表示エリアの変数名に従って,[変数定義一覧]の変数値から抜き出した値が表示されます。認証定義で使用される変数を解決した場合は,「***」(半角アスタリスク3つ)で表示されます。

[判定]ボタン

クリックすると判定結果に応じて,判定結果が表示されます。

判定結果

処理継続判定の結果が表示されます。

  • [変数の値]が定義の[リトライ条件の値]に合致する場合

    [図データ]

  • [変数の値]が定義の[リトライ条件の値]に合致しない場合

    [図データ]

  • [判定]ボタンをクリックする前,および[判定]ボタンをクリックしたあとに,[変数定義一覧]の該当する変数に設定した変数値を変更した場合

    空文字

[次は[処理名 ノード]]リンク

判定結果が,「継続」または「異常」の場合,定義で次に有効になるノードのリンクが表示されます。判定結果が空文字の場合は,表示されません。

クリック時の動作は「(3)(b) 確認詳細エリア」の「[次は[処理名 ノード]]リンク」を参照してください。

(7) 詳細エリア(繰り返し判定の場合)

ノードが「繰り返し判定」の場合の詳細エリアの画面と表示項目を次に示します。

図7‒25 詳細エリア(ノードが「繰り返し判定」の場合)

[図データ]

(a) 定義表示エリア

繰り返し判定の定義が表示されます。

処理継続条件
繰り返し間隔

実行定義で指定している繰り返し間隔が表示されます。

繰り返し回数

実行定義で指定している繰り返し回数が表示されます。

合計時間

実行定義に表示されている合計時間が表示されます。

満了時の設定
ジョブの戻り値

実行定義で指定している繰り返し満了時の設定のジョブの戻り値が表示されます。

(b) 確認詳細エリア

繰り返し回数を指定し[判定]ボタンをクリックすると,処理継続の判定結果が表示されます。

繰り返し回数

終了確認処理をリトライした回数を指定します。

[判定]ボタン

クリックすると「繰り返し回数」に対して正しい値が入力されているかチェックします。誤っている場合は次のエラーのメッセージが出力されます。

  • 未入力時

    KNBB2001-E 繰り返し回数を指定してください

  • 数値以外または数値が範囲外

    KNBB2003-E 繰り返し回数には0 - 定義エリアの繰り返し回数の値を入力してください

正しい繰り返し回数が入力されていた場合,判定結果が表示されます。

判定結果

処理継続判定の結果が表示されます。

合わせて経過時間数値分が表示されます。

数値は,定義の[繰り返し間隔]×入力された[繰り返し回数]で算出されます。

  • 継続の場合(入力された[繰り返し回数]が定義の[繰り返し回数]に満たない場合)

    [図データ]

  • 繰り返し回数満了の場合(入力された[繰り返し回数]が定義の[繰り返し回数]に達した場合)

    [図データ]

  • [判定]ボタンをクリックする前,および[判定]ボタンをクリックしたあとに,[繰り返し回数]を変更した場合

    空文字

[次は[処理名 ノード]]リンク

判定結果が,「継続」または「異常(繰り返し満了)」の場合,定義で次に有効になるノードのリンクが表示されます。判定結果が空文字の場合は,表示されません。

クリック時の動作は「(3)(b) 確認詳細エリア」の「[次は[処理名 ノード]]リンク」を参照してください。

(8) 詳細エリア(ジョブの標準出力処理の場合)

ノードが「ジョブの標準出力処理」の場合の詳細エリアの画面と表示項目を次に示します。

図7‒26 詳細エリア(ノードが「ジョブの標準出力処理」の場合)

[図データ]

(a) 定義表示エリア

ジョブの標準出力処理設定が表示されます。

ジョブの標準出力処理設定

実行定義で指定しているジョブの標準出力処理設定が表示されます。[展開]ボタンをクリックしたあとに変数の解決をした変数名は赤色で表示されます。

[展開]ボタン

クリックすると確認詳細エリアに,変数の解決をしたジョブの標準出力処理設定が表示されます。

(b) 確認詳細エリア

定義表示エリアの[展開]ボタンがクリックされると,変数の解決をしたジョブの標準出力処理設定が表示されます。

ジョブの標準出力

定義で表示されたジョブの標準出力処理設定の変数の解決をした展開結果が表示されます。変数の解決をした値は赤色で表示されます。

[次は[処理名 ノード]]リンク

定義で次に有効になるノードのリンクが表示されます。

クリック時の動作は「(3)(b) 確認詳細エリア」の「[次は[処理名 ノード]]リンク」を参照してください。

(9) 詳細エリア(ジョブの標準エラー出力処理の場合)

ノードが「ジョブの標準エラー出力処理」の場合の詳細エリアの画面と表示項目を次に示します。

図7‒27 詳細エリア(ノードが「ジョブの標準エラー出力処理」の場合)

[図データ]

(a) 定義表示エリア

ジョブの標準エラー出力処理設定が表示されます。

ジョブの標準エラー出力処理設定

実行定義で指定しているジョブの標準エラー出力処理設定が表示されます。[展開]ボタンをクリックしたあとに変数の解決をした変数名は赤色で表示されます。

[展開]ボタン

クリックすると確認詳細エリアに,変数の解決をしたジョブの標準エラー出力処理設定が表示されます。

(b) 確認詳細エリア

定義表示エリアの[展開]ボタンがクリックされると,変数の解決をしたジョブの標準出力エラー処理設定が表示されます。

ジョブの標準エラー出力

定義で表示されたジョブの標準エラー出力処理設定の変数の解決をした展開結果が表示されます。変数の解決をした値は赤色で表示されます。