9.5.4 サービス連携監視ジョブと連携先のクラウドサービスの障害対応
サービス連携監視ジョブは,連携先のクラウドサービスの状態を確認するだけで,サービス連携監視ジョブがクラウドサービスの実行制御を行うことはありません。
サービス連携監視ジョブ実行後に異常終了,もしくは監視がいつまで経っても終わらないなどの障害は,クラウドサービス側で障害が発生していないかを確認してください。
クラウドサービス側の障害を対処するために,次に示す設定を推奨します。
- 〈この項の構成〉
(1) 連携先クラウドサービスの設定
クラウドの操作ログなどの情報を確保するため,連携先クラウドサービスでアクティビティのトレース機能を有効にします。
(2) サービス連携監視情報の定義
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監視間隔ごとに実行するCLIコマンドの実行履歴として,CLIコマンドラインおよびコマンドの標準エラー出力をサービス連携監視ジョブログに出力する設定としてください。
デフォルトでは出力する設定となっています。
なお,この履歴は正常・異常に関わらずログに出力する設定となります。
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CLIコマンド実行後,異常終了の条件を満たしてジョブを異常終了する場合は, CLIコマンドラインおよびCLIコマンドラインの標準エラー出力を実行結果詳細画面に出力する設定としてください。
デフォルトでは出力する設定となっています。