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JP1 Version 13 JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications


4.4.6 サービス連携ジョブの操作

サービス連携ジョブの登録,一覧表示,および削除について説明します。

〈この項の構成〉

(1) サービス連携ジョブの登録

サービス連携ジョブの登録手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsサーバからサービス連携定義情報ファイルをエクスポートし,JP1/AJS3 - Viewをインストールしたホストの任意のフォルダに配置する。

  2. JP1/AJS3 - Viewをインストールしたホスト上でコマンドプロンプトを起動する。

  3. サービス連携定義情報ファイルのパスとカスタムジョブ名,アイコンファイルのパス(カスタムジョブのアイコンを使用する場合)を引数に指定し,ajscsajobregコマンドを実行する。

    ajscsajobregコマンドの詳細は,「8. コマンド」の「ajscsajobreg(Windows限定)」を参照してください。

  4. JP1/AJS3 - Viewを再起動する。

    再起動後に登録した内容が有効となります。

  5. [ジョブネットエディタ]ウィンドウの[カスタムジョブ]タブをクリックし,アイコンが追加されていることを確認する。

    アイコンにマウスカーソルを位置づけると,ツールチップにカスタムジョブ名が表示されます。

(2) サービス連携ジョブの一覧表示

サービス連携ジョブの一覧表示手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3 - Viewをインストールしたホスト上でコマンドプロンプトを起動する。

  2. ajscsajoblistコマンドを実行する。

    ajscsajoblistコマンドの詳細は,「8. コマンド」の「ajscsajoblist(Windows限定)」を参照してください。

(3) サービス連携ジョブの削除

サービス連携ジョブの削除手順を次に示します。

  1. JP1/AJS3 - Viewをインストールしたホスト上でコマンドプロンプトを起動する。

  2. 削除したいカスタムジョブ名を引数に指定し,ajscsajobdelコマンドを実行する。

    ajscsajobdelコマンドの詳細は,「8. コマンド」の「ajscsajobdel(Windows限定)」を参照してください。

  3. JP1/AJS3 - Viewを再起動する。

    再起動後に登録した内容が有効となります。

  4. [ジョブネットエディタ]ウィンドウの[カスタムジョブ]タブをクリックし,当該ジョブのアイコンが削除されていることを確認する。

(4) JP1ユーザーごとに異なるサービス連携ジョブを使用する場合

カスタムジョブ登録情報,サービス連携ジョブ固有情報が格納されているフォルダをJP1ユーザーごとに分けることで,JP1/AJS3 - Viewの[ジョブネットエディタ]ウィンドウに表示されるサービス連携ジョブを,ログインしているJP1ユーザーごとに切り替えることができます。

JP1ユーザーごとに異なるサービス連携ジョブを使用する場合の手順を次に示します。

  1. カスタムジョブ登録情報フォルダ「JP1/AJS3 - Viewのデータフォルダ\custom.dir」直下に「extend」フォルダを作成し,その直下にユーザー指定オプションファイルの「jajsCustomJobDirectory」に指定されているフォルダを作成する。

  2. サービス連携ジョブ固有情報格納先フォルダ「JP1/AJS3 - Viewのデータフォルダ\csadef」直下に「extend」フォルダを作成し,その直下にユーザー指定オプションファイルの「jajsCustomJobDirectory」に指定されているフォルダを作成する。

  3. 手順1および手順2で作成したフォルダに,読み取り権限および書き込み権限を付与する。

  4. 環境変数「AJS_CSA_VIEW_CUSTOMJOBDIR」にユーザー指定オプションファイルの「jajsCustomJobDirectory」に指定されているフォルダ名を指定する。

    環境変数にフォルダ名が指定されていない場合や,指定したフォルダが存在しない場合は,デフォルトのフォルダ(カスタムジョブ登録情報フォルダ:JP1/AJS3 - Viewのデータフォルダ\custom.dir,およびサービス連携ジョブ固有情報格納先フォルダ:JP1/AJS3 - Viewのデータフォルダ\csadef)で動作します。

  5. サービス連携ジョブの登録,一覧表示,削除の手順に従って,対象のJP1ユーザーが使用するサービス連携ジョブを操作する。