4.3.2 サービス連携監視ジョブ情報の定義で使用する変数
サービス連携監視ジョブでは,ジョブの実行ごとに可変となる情報を変数として定義,および使用することができます。
- 〈この項の構成〉
(1) 変数の種類
サービス連携監視ジョブ情報の定義では,次に示す項目を変数として定義,および使用できます。なお,具体的に変数を定義する箇所や変数を使用できる定義項目については「7. 操作」を参照してください。
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カスタムイベントジョブ定義で指定した値を格納する変数
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サービス連携監視ジョブ実行環境の環境変数を格納する変数
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連携する監視ジョブの種別に応じたデーモンに設定された環境変数を読み込んで動作します。デーモンはJP1/AJS3のサービス起動時に起動するため,JP1/AJS3のサービス起動時のシステム環境変数などが利用できます。
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システムが予約しているデフォルトで利用可能な変数
システムが予約しているデフォルトで利用可能な変数として,サービス連携監視ジョブが実行時に自動で設定する変数があります。
変数名
説明
?CSASUUID?
サービス連携監視ジョブ実行開始時に取得したUUID
?CSASSTARTDAY?
サービス連携監視ジョブ実行開始時のシステム日付の情報
?CSASSTARTTIME?
サービス連携監視ジョブ実行開始時のシステム時刻の情報
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実行したコマンドラインの標準出力(JSON)をJMESPathクエリ構文で切り出した結果を格納する変数
切り出した情報から監視成立の条件を満たした結果だけを対応した変数に格納します。
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認証情報の値を格納する変数
(3) 変数の使用方法
サービス連携監視ジョブ情報の定義項目で変数を参照する場合は,すべて変数名をそのまま「?CSA任意の文字列?」の形式で指定します。
(4) 変数の解決
変数の値は,サービス連携監視ジョブの実行時に解決されます。なお,定義されていない変数の場合は,変数の部分は「空文字」として解決します。