4.1.4 連携処理の検討
クラウドサービスと連携するための処理を実行定義として定義する必要があります。定義するにあたり,次のように連携処理を設計します。なお定義項目の詳細は,「7. 操作」の実行定義画面を参照してください。
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[実行開始処理]では,連携処理を実行するコマンドラインを設定します。
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[終了確認処理]では,1.のコマンドが非同期で終了を待たない場合に,終了まで待つように設定をします。
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[後処理(正常終了時)]では,実行したサービスの結果を取得する必要がある場合に設定をします。
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[後処理(異常終了時)]では,1.と2.のコマンド実行や終了確認で異常終了した場合,サービス実行を中断させる必要がある場合に設定をします。
上記の設計をするうえで,JP1/AJS3でのジョブ運用を考慮して,次の検討が必要です。
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動的に変更するパラメーター
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結果の判定
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ジョブの出力の設計
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トレース情報の設計
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ジョブの出力の設計
これらの詳細を次に説明します。
(1) 動的に変更するパラメーター
サービス連携ジョブの運用では,動的に変更するパラメーターをサービス連携ジョブに指定する場合があります。例えば,次の項目があります。
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ストレージサービスに保存するファイル名や,保存元のファイルパス
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ワークフローサービスのワークフロー名
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コンピューティングサービスの仮想マシン起動や,停止する対象のインスタンス名
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コンピューティングサービスのバッチ実行時のバッチ名
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コンピューティングサービスのサーバーレスでのコード実行サービス時の関数名
これらはJP1/AJS3 - Viewのジョブで定義します。ジョブ側で指定するものについては,[パラメーター変数設定]の設定を検討してください。
また,クラウドサービスの接続に使う認証情報はジョブ実行単位で設計してください。JP1/AJS3 - Viewのジョブ定義時に使用する認証定義を指定します。
(2) 結果の判定
接続先サービスのホストで実行された結果の判定条件を検討します。この判定条件は,[終了確認処理]で定義します。各コマンドの標準出力を元に判定できるかどうかを検討してください。
(3) ジョブの出力の設計
サービス連携ジョブの実行結果を後続ジョブで使用するための標準出力の出力内容や,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS3 - Web Consoleの詳細結果画面に出力する内容を検討し設計します。ジョブ出力の設計内容は[ジョブの出力処理]で定義します。
(4) トレース情報の設計
サービス連携ジョブの実行時に異常終了した場合,JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS3 - Web Consoleの詳細結果画面で異常時に確認したり,ログに保存してトラブルシューティングに備えたりするためのトレース情報を検討し設計します。トレース情報の設計内容は[トレース情報設定]で定義します。