3.1.1 JP1/Baseのインストール
JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールするホストに,JP1/Baseをインストールする必要があります。すでにJP1/Baseがインストールされているホストの場合,インストール済みのJP1/Baseを使用できます。使用できるBaseのバージョンの詳細については「2.1.1 前提プログラム」を参照してください。
また,JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをインストールしたあと,JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsをセットアップする前に,JP1/Baseでユーザー認証機能を設定し,次のセットアップを実施する必要があります。
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applications上の資源にアクセスするJP1ユーザーの登録
次のJP1ユーザーを登録します。
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クライアントからJP1/AJS3 for Cloud Service ApplicationsにアクセスするJP1ユーザー
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サービス連携ジョブおよびサービス連携監視ジョブを実行するJP1ユーザー
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アクセス権限の設定
登録したJP1ユーザーごとにJP1資源グループ別権限レベルを指定します。
JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsには,次のJP1権限レベル名のアクセス権限があります。
- JP1_CSA_Admin
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JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsの管理者権限です。サービス連携ジョブ情報およびサービス連携監視ジョブ情報の各定義の作成,参照,編集および削除権限を持っています。
- JP1_CSA_AuthEditor
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認証定義の作成,参照,編集および削除権限を持っています。
- JP1_CSA_Guest
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サービス連携ジョブ情報およびサービス連携監視ジョブ情報の各定義の参照権限を持っています。
- JP1_CSA_JobExec
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サービス連携ジョブおよびサービス連携監視ジョブを実行する時の参照権限です。サービス連携ジョブおよびサービス連携監視ジョブを実行するJP1ユーザーはこの権限が必要です。
JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsにログインしてサービス連携ジョブ情報およびサービス連携監視ジョブ情報の定義の作成,参照,編集,および削除するJP1ユーザーは,資源グループ「JP1_CSA」および定義のJP1資源グループに権限を与えてください。
JP1/Baseのインストールおよびセットアップの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。