1.1.1 JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsの特長
JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsの特長を次に示します。
(1) クラウドサービスと連携する情報を部品として管理
クラウドサービスとの連携に必要な,認証・実行・監視・結果確認といった一連の処理の流れは,従来はスクリプトなどで処理をコーディングすることで実現していました。JP1/AJS3 for Cloud Service Applicationsではクラウドサービスとの接続や認証に必要な情報,クラウドサービスの実行に必要な情報,およびクラウドサービスの状態の監視に必要な情報を,それぞれ部品としてWeb画面上からローコードで作成できます。さらに,これらの部品を一連の処理の流れとして組み合わせたものを「サービス連携ジョブ情報」および「サービス連携監視ジョブ情報」として管理します。
新しいクラウドサービスを利用するときや,クラウドサービス側の機能追加や仕様変更により連携処理を変更するときには,部品を作成・更新することで新たな連携処理内容でクラウドサービスとの連携を実現できるため,業務運用の変化に素早く柔軟に対応できます。