6.2.5 コマンドラインでの文法チェック
コマンドラインでスクリプトファイルの文法をチェックします。文法チェックでは,スクリプトファイルの字句解析や構文解析だけを行い,スクリプトファイル内のコマンドは実行しません。
バッチファイルなどから実行することで,複数のスクリプトファイルの文法チェックをまとめて行うことができます。
- 〈この項の構成〉
(1) 形式
文法チェックは,SPTXE.EXEのコマンドラインに/SPT:GRM(または/spt:grm)パラメタを指定します。
SPTXE.EXE スクリプトファイル名 /SPT:GRM
- 〔例〕
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スクリプトファイルTest.SPTの文法をチェックする場合
SPTXE.EXE C:\Temp\Test.SPT /SPT:GRM
/SPT:GRMパラメタの有効範囲は,指定したスクリプトファイル,およびスクリプトファイル内のCallSptコマンドで呼び出されるスクリプトファイルとなります。
(2) 文法チェック結果の出力先
文法チェックの結果は,文法チェックを行ったスクリプトファイルの解析トレースファイル,および実行トレースファイルに出力します。/SPALV(0),または/SPXLV(0)パラメタで,解析トレースファイル,または実行トレースファイルの出力を抑止しないでください。
トレースファイルの形式については,「付録A.1 解析トレースファイルの出力形式」,または「付録A.2 実行トレースファイルの出力形式」を参照してください。
トレースファイルの出力先については,「4.1.10 実行環境の設定(トレース情報)ダイアログ」,または「4.1.25 オプション(複数起動)ダイアログ」を参照してください。
(3) 注意事項
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文法チェックでは,文法エラーの有無にかかわらず,SPTXE.EXEの終了コードは「0」となります。文法エラーの有無については,解析トレースファイルに出力される解析エラーの合計値"TOTAL ERROR n"(nは数値)を確認してください。