1.7.2 定義情報管理テンプレートを操作するときの注意事項
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定義情報管理テンプレートを開くときにマクロについての警告が表示された場合は,「マクロを有効にする」を選択してください。
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メモリーの消費量が多いため,なるべく定義情報管理テンプレートを複数開かないでください。
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セルの書式を変更しないでください。
セルには,定義項目に対応した書式があらかじめ設定されています。書式を変更すると,インポート,エクスポートの処理結果が不正になることがあります。
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列を削除しないでください。
列を削除すると,インポート,エクスポートの処理が正しく行われません。不要な列がある場合は,カスタマイズで非表示にしてください。カスタマイズの方法については,「3.1.4 環境設定」および「3.2 環境設定パラメーター」を参照してください。
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セルをコピー,または切り取って別の場所に貼り付ける場合は,同じ列に貼り付けてください。別の列には貼り付けないでください。
別の列に貼り付けると,その列に設定されている入力規則と不一致になってエラーが発生したり,処理結果が不正になったりすることがあります。
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セルの値が256文字以上の場合,画面上では「#」で表示されますが,インポート,エクスポートの処理には問題ありません。
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一つのセルに含まれている文字数が1,024文字を超えると,先頭の1,024文字だけがセルに表示されます。1,024文字以降の文字を編集する場合はセルを選択したあと,数式バーを使用して編集してください。
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大量の文字列が入力されているセルを編集しようとすると,文字列の編集に時間が掛かる場合があるため注意してください。
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JP1/AJS3 - Definition Assistantを印刷する場合,一つのセルに含まれている文字数が1,024文字以上のとき,1,024文字以降の文字は印刷されないため注意してください。
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値の入力がドロップダウンリストから選択できるセルに対して複数行の定義を行う場合,セルを選択したあと,数式バーを使用して編集してください。一つのセルに複数行の値が定義されているときにドロップダウンリストから値を選択すると,複数行の値が破棄されてしまいます。
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以前のバージョンで作成した実行結果ファイルは,現在のバージョンのマクロ機能が使用できないため,現在のバージョンの実行結果ファイルに変換してから使用してください。実行結果ファイルを変換するには,次に示すコマンドを入力します。
ajsdaconvert -i 変換前実行結果ファイル格納フォルダ -o 変換後実行結果ファイル格納フォルダ
ajsdaconvertコマンドの詳細については,「7. コマンド ajsdaconvert」を参照してください。
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セルに入力した値の先頭が「'」の場合,Excelの仕様では先頭の「'」が接頭辞として扱われるため,先頭の「'」だけ文字として認識されません。このため,先頭に「'」が指定されている定義情報をインポートすると,定義情報管理テンプレート上で先頭の「'」だけ認識できません。このインポート結果の実行結果ファイルを使ってマネージャーホストの定義情報に一括定義,単独定義,または変更でエクスポートすると,インポート時に認識できなかった「'」は失われてしまうため注意してください。
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処理に時間が掛かっている場合,ウィンドウのタイトルバーに「(応答なし)」と表示される場合がありますが,処理は継続されているため問題ありません。
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ホスト名をIPv6アドレスで指定する場合,特殊なIPアドレスや表記方法は使用できないときがあります。使用できない特殊なIPアドレスと表記方法の詳細については,マニュアル「JP1/Base運用ガイド」を参照してください。
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定義情報管理テンプレートをExcelの保存機能を使用して別のファイル形式に保存しないでください。別のファイル形式に保存した場合は,JP1/AJS3 - Definition Assistantの起動でエラーが発生したり,動作が不正になったりすることがあります。
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定義情報管理テンプレートの参照形式はR1C1形式のままで使用してください。
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参照形式がA1形式(列番号が英字表示)のExcelファイルを使用している場合,同じExcelプロセスで定義情報管理テンプレートを開くと,使用していたExcelファイルの参照形式がR1C1形式(列番号が数字表示)に変更されます。
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定義情報管理テンプレートを使用している場合,同じExcelプロセスで参照形式がA1形式のExcelファイルを開くと,R1C1形式で表示されます。
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定義情報管理テンプレートを使用している場合,参照形式がA1形式のExcelファイルを使用するときは,定義情報管理テンプレートとは別のExcelプロセス※でExcelファイルを開いてください。
- 注※
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Excelのバージョンによって異なりますが,Excelファイルを別のExcelプロセスで起動する方法として,/xオプションを指定する方法があります。Excelファイルを別のExcelプロセスで起動する方法については,Microsoft社にご確認ください。
通常,複数のExcelファイルを開くと,同一プロセス(同一インスタンス)で開きます。
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次の条件をすべて満たす場合,定義情報管理テンプレートと同じExcelプロセスで開いていたExcelファイルの参照形式が,A1形式になります。
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環境設定パラメーター「FINISHING-REFERENCESTYLE」の値が「IV」である。
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定義情報管理テンプレートを起動したときのExcelの参照形式がA1形式である。
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すべての定義情報管理テンプレートを閉じた。
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JP1/AJS3 - Definition Assistant 12-10より前のバージョンで作成した定義情報管理テンプレートと,JP1/AJS3 - Definition Assistant 12-10以降で作成した定義情報管理テンプレートを,同じExcelプロセスで開いている場合は,環境設定パラメーター「FINISHING-REFERENCESTYLE」の指定が有効にならない場合があります。「FINISHING-REFERENCESTYLE」の指定を有効にするには,12-10より前のバージョンの定義情報管理テンプレートを,12-10以降の定義情報管理テンプレートより先に閉じてください。
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次の環境設定パラメーターをデフォルトから変更する場合は,指定するフォルダに対して,JP1/AJS3 - Definition Assistantを使用するOSユーザーの書き込み権限を設定してください。書き込み権限を設定していないと,本製品は正常に動作しません。
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BACKUP-FOLDER(実行結果ファイル格納フォルダ名)
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TMP-INPUT-FOLDER(インポート用一時ファイル格納フォルダ名)
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TMP-OUTPUT-FOLDER(エクスポート用一時ファイル格納フォルダ名)
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TMP-ERRLOG-FOLDER(エラー情報ファイル格納フォルダ名)
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