KAVS8100-E
Cannot communicate with the execution environment for flexible jobs. (保守情報1, 保守情報2, 保守情報3, 保守情報4)
フレキシブルジョブ実行環境と通信できません (保守情報1, 保守情報2, 保守情報3, 保守情報4)
フレキシブルジョブ実行環境と通信できません。
次の原因が考えられます。
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フレキシブルジョブの中継エージェントまたは宛先の指定に誤りがある
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JP1/AJS3 Autonomous AgentサービスまたはJP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスが起動していない(保守情報3が26または84の場合)
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JP1/AJS3 Autonomous AgentサービスおよびJP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスの使用ファイル格納フォルダ配下のファイルに対して,アクセス権がない(保守情報3が51の場合)
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大量のフレキシブルジョブが一時期に集中して実行された(保守情報3が119または125の場合)
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ネットワーク障害またはルーティングエラー
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一斉配信先の宛先エージェントをアンセットアップした場合,アンセットアップしたホストが管理対象から削除される前に一斉実行した
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フレキシブルジョブの宛先,一斉配信エージェント,または中継エージェントに,JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionを指定している
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宛先通信ポート指定機能で指定したポート番号に誤りがある
- (S)
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処理を中止します。
- (O)
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次の内容を確認し,対処したあと,フレキシブルジョブを再実行してください。
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フレキシブルジョブの中継エージェントまたは宛先の指定に誤りがないこと
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JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス,JP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスが停止していないこと
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jp1ajs2atmsgのポート番号がほかのポート番号と重複していないこと,およびJP1/AJS3 Autonomous AgentサービスとJP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスの使用ファイル格納フォルダ配下のファイルに対して,アクセス権があること
JP1/AJS3 Autonomous Agentサービス,JP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービスの使用ファイル格納フォルダについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング 付録A ファイルおよびディレクトリ一覧」を参照してください。
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大量のフレキシブルジョブが一時期に集中して実行されていないこと
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マネージャーまたは中継エージェントから宛先エージェントに対して通信できること
なお,一斉配信エージェントと一斉配信先の宛先エージェントとの通信でエラーが発生した場合,「保守情報4」にエラーが発生した宛先エージェントのホスト名が出力されます。「保守情報4」に出力された宛先エージェントでJP1/AJS3 Autonomous Agent Messenger サービスが起動しているか確認してください。
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環境設定パラメーターFXBC_MANAGEDAGT_REMOVEDTIMEに設定されている時間が経過したあとに一斉実行していること
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フレキシブルジョブの宛先,一斉配信エージェント,または中継エージェントにJP1/AJS3 - Agent Minimal Editionを指定していないこと
エージェントがJP1/AJS3 - Agent Minimal Editionの場合,フレキシブルジョブは実行できません。ジョブの定義中の宛先,一斉配信エージェント,または中継エージェントを変更するか,PCジョブまたはUNIXジョブを使用してください。
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宛先通信ポート指定機能を有効にしている場合,保守情報にポート番号が出力されます。宛先通信ポートの指定が正しいか見直してください。なお,宛先通信ポートを取得する前にエラーが発生した場合,保守情報のポート番号には「0」が出力されます。宛先通信ポート指定機能については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.12.2(4) 宛先通信ポート指定機能」を参照してください。
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