2.1.3 メール送信の概要
(1) メール送信の概要(Windowsの場合)
Windowsの場合,メール送信ジョブは,Outlookを使用しないでメールを送信する方法と,Outlookを使用してメールを送信する方法があります。Outlookを使用した場合と使用しない場合の相違点については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 4.3.4(1) メール送信ジョブでのメール送信方法」を参照してください。
(a) Outlookを使用しないメール送信の概要(Windowsの場合)
Outlookを使用しない場合,メール送信ジョブは,メールのデータを直接メールサーバに送信します。
Outlookを使用しない場合のメール送信の概要を次の図に示します。
|
(b) Outlookを使用するメール送信の概要(Windowsの場合)
Outlookを使用する場合,メール送信ジョブは,メールのデータをOutlookの送信トレイに配置し,実際のメールの送信はOutlookによって行われます。
送信したメールは,Outlookの送信済みアイテムに格納されます。そのため,JP1/AJS3を起動していない状態でも,Outlookがメールサーバへ正常にメールを送信できるようになっている必要があります。
Outlookを使用する場合のメール送信の概要を次の図に示します。
|
(2) メール送信の概要(UNIXの場合)
UNIXの場合,メール送信ジョブはsendmailまたはpostfixを経由してメールを送信します。
メール送信ジョブは,メールのデータを一時ファイルに格納し,実際のメールの送信はsendmailまたはpostfixによって行われます。そのため,JP1/AJS3を起動していない状態でも,sendmailまたはpostfixがメールサーバへ正常にメールを送信できるようになっている必要があります。
Linux環境ではsendmailおよびpostfixと連携できます。AIX環境ではsendmailと連携できます。
UNIXでのメール送信の概要を次の図に示します。
|
sendmailおよびpostfixについては,それぞれに付属のドキュメントを参照してください。