7.1.24 実行エージェントの追加API
マネージャーホストに実行エージェントを追加します。
このAPIは,JP1/AJS3 - Web Consoleのバージョンが12-50以降,かつ接続先JP1/AJS3 - Managerのバージョンが12-50以降の場合だけ指定できます。バージョン情報の取得APIの戻り値(productVersionNumber)が125000以上,かつJP1/AJS3 - Managerのプロトコルバージョンの取得APIの戻り値(protocolVersionNumber)が1250以上であることを確認して,指定してください。
- 実行権限
-
ログインしたJP1ユーザーが,次に示すJP1権限レベルが与えられている必要があります。
-
JP1_JPQ_Admin権限
-
- リクエストの形式
-
- リクエスト行
POST /application/component/apiVersion/objects/execAgents httpVersion
- メッセージボディ
{ "parameters":{ "manager":"マネージャーホスト名またはIPアドレス", "mode":"対象モード", "execAgent":"実行エージェント名", "execHost":"実行ホスト名", "timePeriods":[{ "timePeriod":"時間帯", "conExe":ジョブ実行多重度 },...], "status":"実行エージェントの受付配信制限の状態", "description":"説明文" } }
- APIのバージョン
-
v1
- リソースを一意に識別する情報
-
なし
- パラメーター
-
リクエストのメッセージボディのparametersに指定するパラメーターを次の表に示します。
表7‒24 実行エージェントの追加APIのパラメーター一覧 パラメーター
データ型
値の説明
必須・任意
manager
string
マネージャーホスト名またはIPアドレスを,1〜255バイトの文字列で指定します。
必須
mode
string
対象のモードを文字列で指定します。ここでは「agent」を指定します。
必須
execAgent
string
実行エージェント名を,1〜255バイトの文字列で指定します。
必須
execHost
string
ジョブの実行先ホスト名を,0〜255バイトの文字列で指定します。
ジョブの実行先ホスト名を指定しない場合は,このパラメーターを指定しないか,空文字列(0バイト)を指定してください。
任意
timePeriods
object[]
ジョブ実行多重度を,オブジェクトの配列で指定します。
ジョブ実行多重度を指定しない場合は,このパラメーターを指定しないか,空オブジェクト(要素数0のオブジェクト)または「null」を指定してください。
任意
timePeriod
string
ジョブ実行多重度を指定する時間帯を,「hh:mm-hh:mm」の形式で指定します。
指定できる値を次に示します。
-
hh:時間を指定します。時間に指定できる値は00〜23(単位:時)です。
-
mm:分を指定します。分に指定できる値は00または30(単位:分)です。
必須
conExe
long
指定した時間帯のジョブ実行多重度を,0〜4294967295の範囲の数値で指定します。
必須
status
string
実行エージェントの受付配信制限の状態を,定数ExecAgentStatusに規定した文字列定数で指定します。
定数ExecAgentStatusの詳細については,「7.4.14(1) ExecAgentStatus」を参照してください。
実行エージェントの受付配信制限の状態を指定しない場合は,このパラメーターを指定しないか,空文字列(0バイト)を指定してください。
任意
description
string
説明文を0〜80バイトの文字列で指定します。
説明文を指定しない場合,このパラメーターを指定しないか,空文字列(0バイト)を指定してください。
任意
-
- ステータスコード
-
レスポンスで返却するステータスコードを次の表に示します。
ステータスコード
テキスト記述
説明
200
OK
実行エージェントの追加に成功しました。
400
Bad Request
引数が不正です。
401
Unauthorized
認証が必要です。
403
Forbidden
実行権限がありません。
404
Not found
リソースにアクセスする権限がありません。または,リソースがありません。
412
Precondition failed
Web Consoleサーバが利用できません。
500
Server-side error
Web Consoleサーバ処理エラーが発生しました。
- レスポンスの形式
-
- レスポンスのメッセージボディ
{ "results":[実行エージェントの操作結果オブジェクト] }
- 戻り値
-
ステータスコードが「200」の場合,次の情報を返却します。
メンバー
データ型
説明
results
object[]
実行エージェントの操作結果オブジェクトの配列を返却します。配列の要素の0番目に,実行エージェントの追加結果を格納して返却します。
また,マネージャーホスト上でコマンドが異常終了した場合は,対象処理の結果コードに「0」以外を格納し,メッセージに「KNAK3696-E」を格納して返却します。
実行エージェントの操作結果オブジェクトの詳細については,「7.3.6 実行エージェントの操作結果オブジェクト」を参照してください。
- 注意事項
-
JP1/AJS3 - Web Consoleでエラーが発生した場合でも,マネージャーホストで実行エージェントの操作に成功していることがあります。
- 使用例
-
実行エージェントを追加するAPIの使用例を次に示します。
- リクエストの例
POST /ajs/api/v1/objects/execAgents HTTP/1.1 Host: HOSTW:22252 Accept-Language: ja Content-Type: application/json X-AJS-Authorization: dXNlcjpwYXNzd29yZA== { "parameters":{ "manager":"HOSTM", "mode":"agent", "execAgent":"AGT01", "execHost":"AGT01", "timePeriods":[{ "timePeriod":"00:00-00:00", "conExe":20 }], "status":"BLOCKADE", "description":"test" } }
- レスポンス(メッセージボディ)の例
{ "results": [ { "rtnCode":"0", "output":null, "execAgent":"AGT01" } ] }