5.2.23 リモート電源制御ジョブ定義情報の記述方法
リモート電源制御ジョブ定義情報の記述方法を説明します。
リモート電源制御ジョブ定義情報の形式,およびパラメーターを次に示します。
- 形式
[pwrh="対象ホスト名";] [pwrf={o|m|r|f|p|s};] [pwrn={n|a|c:[mm/dd.]hh:mm};] [pwrr={y|n};] [pwrw={y|n};] [pwrp={p|u};] [pfm={u|p};] [etm=n;] [fd=実行所要時間;] [ex="実行エージェント名";] [ha={y|n};] [eu={ent|def};] [jty={q|n};] [mm={and|or};] [nmg={y|n};] [eun=待ち合わせ対象ユニット名;] [ega={exec|execdeffer|none};] [uem={y|n};]
- パラメーター
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- pwrh="対象ホスト名";
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電源制御の対象とする,JP1/Power Monitorのエージェントホスト名を定義します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
ホスト名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
マクロ変数を指定できます。
- pwrf={o|m|r|f|p|s};
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JP1/Power Monitorのエージェントホストに対して,システム終了時に行う監視アプリケーションの終了方法の要求種別を定義します。省略した場合,pwrpにpを指定したときにはpが,uを指定したときにはmが仮定されます。
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o:電源をオンします。
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m:監視終了します(「pwrp=u;」を指定した場合にだけ指定できます)。
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r:制限終了します(「pwrp=u;」を指定した場合にだけ指定できます)。
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f:強制終了します。
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p:計画終了します(「pwrp=p;」を指定した場合にだけ指定できます)。
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s:強制停止します。
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- pwrn={n|a|c:[mm/dd.]hh:mm};
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JP1/Power Monitorのエージェントホストの,次回電源投入時刻を定義します。省略した場合,aが仮定されます。
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n:次回電源投入時刻を指定しません。
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a:JP1/Power Monitorのエージェントホストに設定されている次回電源投入時刻を有効にします。
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c:[mm/dd.]hh:mm:次回電源投入時刻を指定します。指定できる値を次に示します。
mmに指定できる値は,1〜12(単位:月)です。
ddに指定できる値は,1〜31(単位:日)です。
hhに指定できる値は,0〜23(単位:時)です。
mmに指定できる値は,0〜59(単位:分)です。
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- pwrr={y|n};
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JP1/Power Monitorのエージェントホストのシャットダウン後に,再起動するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
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y:再起動します。
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n:再起動しません。
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- pwrw={y|n};
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JP1/Power Monitorのエージェントホストの電源オフの終了まで,リモート電源制御ジョブの完了を待つかを指定します。省略した場合,nが仮定されます。
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y:電源オフの終了を待ちます。
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n:電源オフの終了を待ちません。
電源オフの終了とは,エージェントホスト上のJP1/Power Monitorがシャットダウンの開始をJP1/Power Monitorのマネージャーホストに報告することを指します。
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- pwrp={p|u};
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リモート電源制御ジョブで電源制御を行うJP1/Power Monitorの対象ホスト(エージェント)のプラットフォーム種別を指定します。省略した場合,pが仮定されます。
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p:WindowsのJP1/Power Monitorのエージェントホストを制御します。
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u:UNIXのJP1/Power Monitorのエージェントホストを制御します。
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- pfm={u|p};
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ジョブを実行するプラットフォーム種別を指定します。省略した場合,pが仮定されます。
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u:UNIX環境で実行します。
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p:Windows環境で実行します。
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- etm=n;
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実行打ち切り時間を,実行開始時刻からの相対分で定義します。指定できる値は,1〜1,440(単位:分)です。
- fd=実行所要時間;
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終了遅延監視するジョブの実行所要時間を定義します。
指定できる値は,10進数の値で1〜1,440(単位:分)です。
- ex="実行エージェント名";
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ジョブを実行する実行エージェント名または実行エージェントグループ名を定義します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
実行エージェント名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。
キューイング属性あり(jty=q)の場合は,マクロ変数を指定できます。
- ha={y|n};
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ジョブの実行を保留するかを定義します。省略した場合,nが仮定されます。
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y:保留します。
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n:保留しません。
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- eu={ent|def};
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ジョブ実行時のJP1ユーザーを定義します。省略した場合,entが仮定されます。
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ent:ジョブネットを登録したJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
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def:ジョブを所有するJP1ユーザーをジョブ実行時のJP1ユーザーとします。
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- jty={q|n};
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キューイング属性の種別を定義します。省略した場合,qが仮定されます。
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q:キューイング属性あり。
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n:キューイング属性なし。
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- mm={and|or};
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指定した待ち合わせ対象ユニットとの待ち合わせ方法を指定します。
省略した場合はandが仮定されます。
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and:すべての待ち合わせ対象ユニットが終了したら実行を開始する。
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or:待ち合わせ対象ユニットが一つでも終了したら実行を開始する。
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- nmg={y|n};
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指定した待ち合わせ対象ユニットのルートジョブネットに待ち合わせる世代がないときの動作を指定します。
省略した場合はnが仮定されます。
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y:実行を開始する。
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n:実行を開始しない。
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- eun=待ち合わせ対象ユニット名;
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待ち合わせ対象ユニットとするユニットを,完全名で指定します。
待ち合わせ対象ユニットを複数指定する場合,このパラメーターを複数回指定します。最大で32個指定できます。
待ち合わせ対象ユニット名に指定できる文字数は1〜930(単位:バイト)です。
- ega={exec|execdeffer|none};
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起動条件付きジョブネットを待ち合わせ対象に指定していて,実行世代に異常終了がある場合の動作を指定します。
省略した場合はnoneが仮定されます。
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exec:実行を開始する。
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execdeffer:実行を開始しない。ただし,実行世代が「繰り越し未実行」状態の場合は,実行を開始する。
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none:実行を開始しない。
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- uem={y|n};
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起動条件付きジョブネットを待ち合わせ対象に指定していて,監視世代が監視未起動終了の場合の動作を指定します。
省略した場合はnが仮定されます。
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y:実行を開始する。
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n:実行を開始しない。
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